ホーム > 森林への招待状 > 署長が語る! > 署長が語る!置賜森林管理署長
置賜森林管理署「署長が管内を語る!」平成26年6月 置賜森林管理署 署長 小川 靖志
置賜地方の国有林の概要山形県置賜地方は、明治時代の英国婦人イザベラ・バードの旅行記「日本奥地紀行」で、「アジアのアルカディア」といわれ、大変美しく豊かな地方と表現された土地であり、現在も数々の美しい風景、豊かな自然の広がるところです。 私たちが管理している国有林は、その美しい置賜地方の主に奥地天然林地帯に分布しており、総面積は約77,000ha、天然林等の割合90%、人工林は10%となっています。 そのため、奥地天然林を守ることが主な仕事の一つとなっています。
天然林を守る奥地天然林は、大きく分けて、飯豊山地、朝日山地、吾妻山地の3つがあります。
人工林の手入れ一方、里山周辺にある国有林の面積割合は小さいながら、戦後営々と手入れし育ててきたスギ人工林などが大きく育ち、木材として利用可能な時期になっています。
森林に親しむ広大な国有林の中には、美しい風景等により心身のリフレッシュに役立つ場所が多数あることから、スキー場や散策の場など、それぞれの特徴に応じて、皆さんに利用していただける場(レクリエーションの森)を設けています。
特に、小国町にある「温身平(ぬくみだいら)」は、森林セラピー基地として最初に指定された地域の一つで、紅葉の時期などに多くの人が訪れています。
国土を守るまた、国民の生命・財産を守り、健全な森林を育成するため、災害に強い山づくりを目指して、集中豪雨などで山崩れが起きたところや脆い地質のところなどについては、土砂の移動を止めて森林をよみがえらせる治山事業を行っています。
吾妻山など山岳地帯の登山道周辺などでは、地元NPO等の皆さんと連携して植生回復などの取組を行っています。
連携した取り組み今後、上記のような各種の取組を行っていく上で、関係者と連携することが益々重要です。
|
置賜森林管理署
〒999-1352山形県西置賜郡小国町大字岩井沢581-45
IP電話:050-3160-5860
電話:0238-62-2246
FAX:0238-62-3553