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岩手・宮城内陸地震の対応(第3報)

プレスリリース

平成20年6月16日 東北森林管理局

14日発生した岩手・宮城内陸地震について、東北森林管理局では対策本部を設置し、以下の対応を行っているところです。


1 国有林野内の被害状況

昨日(15日)独立行政法人森林総合研究所山地災害研究室大丸室長、同岡本主任研究員のご協力により、ヘリコプターによる被害状況調査を実施し、多数の崩壊箇所を確認。主な被害は次のとおり。

(岩手県内)
・一関市磐井川上流の崩壊群(岩手南部森林管理署管内)
・一関市磐井川上流河道埋塞(同上)規模約4ha

(宮城県内)
・栗原市荒砥沢ダム上流部地すべり(宮城北部森林管理署管内)規模約100ha
・栗原市花山湖上流部の崩壊群(宮城北部森林管理署管内)
・栗原市耕英地区上流部の土石流(宮城北部森林管理署管内)約4km

2 対応等

  1. 6月14日(土曜日)*第1報と同じ
    午前9時 東北森林管理局災害対策本部を設置、各署へ被害状況の把握を指示
    午前10時10分秋田林業土木協会に災害協定に基づく協力要請を実施(秋田県及び山形県内国有林が対象)
    午前10時23分青森林業土木協会に災害協定に基づく協力要請を実施(青森県、岩手県、宮城県内国有林が対象)
    午後0時30分奥州市、一関市、栗原市など地元対策本部へ職員を派遣
    午後3時湯沢支署管内桂沢林道(湯沢市皆瀬)の土砂崩壊箇所において、奥地に車が取り残されているとの地元警察からの情報に基づき、土砂の除去作業を実施。午後5時55分に作業終了。
  2. 6月15日(日曜日)*第2報と同じ
    午前8時07分ヘリコプターによる現地調査開始
    午前8時30分奥州市、一関市、栗原市の地元対策本部へ職員を派遣
    午前8時40分岩手南部署において、岩手県の要請を踏まえ、国道342号線の代替として国有林野内の林道使用について調査を開始
    午前10時50分宮城北部森林管理署に東北森林管理局現地対策本部を設置(本部長森林整備部長)し、現地での情報収集を強化
    午後2時05分国道342号の迂回路として桂沢林道と板川林道の補修のための対応を開始
    午後4時30分ヘリコプターによる、第1回調査結果を、各県現地対策本部へ情報提供
  3. 6月16日(月曜日)
    午前10時国道342号線の橋梁落下に伴い孤立した、一関市祭畤(まつるべ)集落の交通を確保するため桂沢林道等を緊急整備(別添1参照(PDF:1,154KB)

    被災した国道398号線の緊急復旧工事のための資材運搬路として鎌内林道の緊急整備を開始しました。(別添2参照(PDF:759KB)

3 今後の対応

引き続き情報の把握に努めるともに、被害状況の詳細調査を実施していきます。特に岩手南部署、宮城北部署においては災害復旧調査緊急契約を行い、早急に調査を行います。
また、今後被害箇所の復旧を図るため、それぞれの崩壊地の規模や崩壊発生のメカニズム、下流保全対象への影響等を踏まえ、

  1. 緊急の対応として土石流センサーや地すべり地における伸縮計等の機器の設置による監視・観測体制の整備
  2. 渓流に堆積した不安定土砂の固定や崩壊地の山脚固定等のための治山ダム工の整備
  3. 崩壊地の拡大防止や浸食防止のための土留工や植栽工等の山腹工の整備

等の対策を検討していくこととしています。

今後も新しい情報について、引き続きお知らせすることとしています。

お問い合わせ先

東北森林管理局企画調整室
企画調整室長三重野
TEL:018-836-2270
FAX:018-836-2031
E-mail:hiromichi_mieno@rinya.maff.go.jp

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