秋田森林管理署湯沢支署の見所

名称「天正の滝」

天正の滝	駐車場

 

見所の概要

天正の滝は、東北を北から南に縦断する奥羽山脈にそびえる焼石岳（標高1，548m）、大森山（標高1，149m）、山界山（標高1，380m）の中腹に位置する渓谷で柱状節理の50mを超す断崖が連続した景勝地であるとともに、周辺はバードウオッチングの適地となっています。
名前の由来は天正年間に発見されたことによるとされ、古くから地元の信仰を集め、成瀬川がほぼ直角に向きを変え、焼石岳方面へ流れる合居川（かっきょがわ）上流部の「奥羽山脈緑の回廊」内にあります。
昔、平家の落人が入村して隠れ住んだという入道森から奥の石くれの道を合居川沿いに進むと、ごうごうと音をたてて落ちる落差20mを超える見事な滝が現れます。水量の豊富な見事な滝で、木漏れ日と滝が、美しい景観をつくり、初夏は新録と渓流、秋には紅葉をまとい、四季を通じて人気が高く多くの利用者でにぎわいます。

天正の滝は、東成瀬村の代表的な観光スポットで、JR奥羽本線十文字駅から車で約45分、国道397号を岩手県奥州市方面へ東進し、東成瀬村入道地区から村道日影線の駐車場に車を止めると、地元秋田県横手市出身の漫画家矢口高雄氏の代表作「釣りキチ三平」の映画のロケ地となった看板と案内図が見えます。
天正の滝までの歩道をゆっくり進むと整備された展望台や東屋があり、休憩をとっている方や展望台で滝を眺望している家族連れの姿が見られ、非常に落ち着いた空間になっております。その後川沿いの歩道を更に進むと約15分ほどで天正の滝壺に到着します。

 

交通アクセス

東北自動車道：横手湯沢線十文字ICから車で50分。

交通関係：駐車場まで自動車利用。

JR奥羽本線十文字駅から45分。