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矢立峠風景林の遠景 |
矢立峠遊歩道一図 |
秋田・青森県境に位置する矢立峠は、旧羽州街道など津軽へ通じる交通の要衝で、この付近一帯は江戸時代から天然秋田杉の産地としても有名でした。しかし、戦後の復興用材などの伐採により、国道7号線沿いの一部を残すのみとなりました。
このため、天然秋田杉の保存と国民の保健休養を目的としました。昭和43年に矢立峠の国有林約10haを「矢立風致保護林」に指定、その後、昭和47年にはレクリエーションの森「矢立峠風景林」と名称を変え、昭和54年には区域を約25haに拡大して現在に至っています。
このほかこの区域は、モデル的な健康保養の場「やすらぎの森」(平成9年)、「後世に残すべき文化的景観」(平成15年)にも選定されています。
風景林をはじめとする矢立峠一帯は、旧羽州街道などが遊歩道として整備されていますので、自然散策や峠にまつわる歴史の探訪、周辺の温泉への入浴などに一度訪れてみてはいかがでしょうか。
大館駅より国道7号線を青森方面へ向かい約25分。
東北自動車道碇ヶ関ICより国道7号線を秋田方面へ向かい約10分。
米代東部森林管理署
〒017-0031秋田県大館市上代野字中岱3-23
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