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岩手県北上市街地から、秋田県横手市に抜ける国道107号線沿い、湯田ダム付近のはるか上方の尾根にぽつんと見えるのが姥スギです。
この姥スギは、北上市山口続山国有林にあり、幹から伸びた横枝が隣接する幹にがっしりと食い込んだ連理杉(れんりすぎ)*であり、林野庁で全国の国有林の中から選定した「森の巨人たち100選」にも選ばれております。
また、この巨木は江戸期の古文書や古絵図などに連理杉として記載されており、歴史的にも貴重な樹木でもあります。
樹齢約900年、樹高約30m、根元周り11.5mもあり、大人7、8人でやっと手が回るほどの大木です。
尾根上の独立木であるため、風雨にさらされ樹精が衰え、近年樹木医による治療と、森林総合研究所が行っている、林木遺伝子銀行110番において、後継クローン苗の増殖及び里帰り植樹等も行っております。
*「連理」1本の木の枝がほかの枝や幹と連なって木目が通じていること。吉兆とされ、夫婦や男女の深い契りにもたとえられています。
北上市街から秋田県横手市に向かう107号線を西へ約20km、そこから山道を約1時間。
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