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岩手北部森林管理署の見所

名称「松森山御堂松植物群落保護林(まつもりやまみどうまつしょくぶつぐんらくほごりん)」

 

松森山御堂松(アカマツ保護林)

松森山御堂松(希望)

 

見所の概要

東北自動車道、盛岡ICから青森方面へ向かい、西根ICが近づくと、突然、右手側に周囲の風景から考えられないような、立派な赤松林が見えてきます。これが今回紹介します松森山御堂松保護林です。
  岩手県は県木に南部赤松を指定するほど、遠い昔から人々の生活の中に赤松が浸透しており、今でも建築材はもちろん、お盆の迎え火、送り火の松明に欠かせないものとなっています。
松森山御堂松保護林は昭和4年に御堂松の代表的な林分の保全と自然推移の観察を目的として学術参考保護林(面積7.32ha、林齢128年)に設定され、その後、昭和48年に、樹齢、蓄積、形質等において、南部赤松の代表的なものであり、学術的価値がきわめて高いものと評価を受け、岩手県の自然環境保全地域特別区に指定されております。
また、南部赤松の郷土種である「御堂松」の優良な種穂を確保するため、昭和48年に特別母樹林の指定も受けております。
林内は、直径50cm、樹高25mほどの直幹な天然赤松を主体として、樹冠の間から漏れる光により中下層にはイタヤカエデなどの広葉樹が混成し、極めて健全な森林が形成されており、林内に足を踏み入れると、遠い昔、岩手県北部の山林の原風景で、現在ではたいへん貴重となってしまった南部赤松の純林を手軽に体験することができます。
心配な事としては、松くい虫の被害が隣接する滝沢村・雫石町でも確認されるようになり、今後、貴重な郷土種である御堂松保護のため、周辺一体の管理が重要と考えています。この松森山御堂松保護林は、近隣に岩手山、八幡平、国の天然記念物に指定されている岩手山焼走り溶岩流などの観光地があり、お近くにおいでの際に足を止めてみてはいかがでしょうか。

お問い合わせ先

岩手北部森林管理署

〒028-7534岩手県八幡平市荒屋新町41番地8号
IP:050-3160-5895 
一般:0195-72-2221 
FAX:0195-72-2300 

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