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東北森林管理局

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    津軽森林管理署の見所

    世界自然遺産白神山地「暗門の滝」(暗門渓谷ルート)


      暗門の滝とは、「白神山地・暗門の滝自然観察教育林」にある三つの滝からなる、白神山地最大の観光スポットといわれる場所です。上流から順に「第1の滝(42m)」「第2の滝(37m)」「第3の滝(26m)」と並んでおり落差は奥に行くほど大きくなっているのが特徴です。
     「白神山地・暗門の滝自然観察教育林」は、2017年度(H29年度)に林野庁が選定した「日本(うつく)しの森 お薦め国有林」の93箇所に青森県内で唯一選ばれました。
      以前はなかなか人が近づくことのできない秘境の滝でしたが、アクアグリーンビレッジANMONから暗門第1の滝までの約3キロ区間の川沿いを歩く遊歩道が整備され、白神山地のなかでも比較的気軽に世界遺産を感じられる、人気のトレッキングコースとなりました。
      しかし、2015年度(H27年度)に落石による事故が発生し、西目屋村では安全性を確保できないことから2016年度(H28年度)より仮設の遊歩道の設置を取りやめました。この為、崖や川を越えなければたどり着けない上級者向けのコースとなり、名称も遊歩道から「暗門渓谷ルート」とし、一般の観光客は、しっかりした装備とガイドを頼まないとアクセスするのは困難な場所となってしまい、年々観光客が減少していく状況となりました。
      観光客など多くの方から、ルート整備を求める声が村に届いていたことから、関係機関は、安全にルートを確保し、利用しやすくできるか検討を重ねてきました。
      この解決策として2018年度(H30年度)から、沢を渡る数箇所に「歩み板」を設置したことにより、濡れることなく第2の滝まで行くことができるようになりました(第1の滝までは通行止めとなっています)。
      さすがに、雨による増水時には通行止めとなりますが、今までよりは気軽に行ける状態となりました。しかし、落石の危険は引き続きあることから、注意喚起の看板を設置し、ヘルメットの着用や通行届の提出、また、ガイドの同行を勧めることを呼びかけています。 
     「歩み板」による簡易なルート整備が行われたことにより、暗門の滝のスタート地点であるアクアグリーンビレッジANMONにも観光客が戻りつつあり、暗門の滝(暗門渓谷ルート)については2017年度(H29年度)の1,175人から2018年度(H30年度)は5,491人と5倍近くの入山者が訪れました。今年も、雪解けの新緑から紅葉にかけて、「世界遺産の径 ブナ林散策道」とあわせて、より一層多くの観光客が訪れ、白神の魅力を満喫してくれると思います。
      なお、暗門渓谷ルートへのアクセスは、7月上旬からとなります。

    ※交通アクセス弘前市内から約35km車で約60
      白神ラインは、暗門地区から大部分が未舗装の道路です。

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              暗門渓谷ルート 1(沢を渡る歩み板)           暗門渓谷ルート2(沢を渡る歩み板)
       
       暗門渓谷ルート3(険しい渓谷沿いを歩く)               暗門第3の滝に到着

    お問合せ先

    林野庁東北森林管理局
    津軽森林管理署
    〒036-8101
    青森県弘前市大字豊田二丁目2-4
    TEL 0172-27-2800
    FAX 0172-27-0733