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山形森林管理署の見所

名称「千歳山(ちとせやま)」

 

千歳山の遠景 

千歳山の遠景

 

落石防止ネット

小学生のよる赤松植栽

落石防止のロープネットを設置

小学生によるアカマツの植栽

 

見所の概要

千歳山は、山形市東部に位置する標高471mの山であり、ほとんどが国有林(68ha)となっています。アカマツの緑が映える三角形の優しい山容は、市内各所から眺望が可能であり、山形市の景観的・文化的シンボルとして多くの方が散策などに利用しています。
千歳山は約1,300年前に阿古耶姫によって命名されたといわれており、古歌にも「みちのくは ひろき国ぞと きくものを阿古耶の松に さわる月影」と詠まれています。
これらの都市近郊林的な利用と文化的価値が相まって、山形市内の8つの学校の校歌にも歌われるほど、市民にとって身近な存在として親しまれています。
山形森林管理署では、昭和45年に自然休養林、昭和55年に保健保安林に指定するなど、千歳山の保全と利用に取り組んできました。
昭和57年には、千歳山で初めて松くい虫によるマツ枯れが確認されました。その後、伐倒駆除や樹幹注入による被害の拡大防止に継続して取り組み、被害は減少傾向となってきましたが、アカマツの被害本数の累計は平成26年度末時点で6,310本となりました。
当署では、松くい虫被害によるアカマツの減少や千歳山を構成する岩石の風化が進み落石の発生が危惧されたことから、山形市や千歳山近隣の町内会や社寺に協力をいただき、アカマツの植栽を進めるとともに、平成20年度からは落石を防止する治山工事に取り組んでいます。
これまで、地元小学校やボランティア団体の協力によりアカマツ約2万8千本を植栽するとともに、落石防止のためのロープネットやリングネットを設置しました。
昔から変わらず、そこに存在するように思える千歳山ですが、その景観維持や落石防止には、多くの方が関わり、少なからず費用が投入されています。千歳山を登る際には、自然や文化的価値を感じていただくとともに、千歳山保全の取組にも関心を持って、千歳山と向き合っていただければ、これまでと違う千歳山の側面に気づく可能性があります。 

交通アクセス

  • JR山形駅より3.3km(車で約10分)
  • 山形自動車道 山形蔵王ICより3.4km(車で約10分)

お問い合わせ先

林野庁 東北森林管理局
山形森林管理署
〒991-0053
山形県寒河江市元町一丁目17-2
IP電話 050-3160-5850 
TEL   0237-86-3161
FAX   0237-86-3163 

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