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東北森林管理局

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    増川ヒバ施業実験林の生い立ち

    我が国で事業的規模の森林施業の実験が行われている例は、東京大学北海道演習林(2万3千ha、林分施業法に基づく天然林施業実験、昭和31年開始)などがありますが、増川ヒバ施業実験林のように70年以上もの長期間にわたり取り組んでいる例はあまり例がないと思われます。

    • 昭和2~5年ヒバ林の生態調査・研究を推進
    • 昭和5年松川恭佐氏「森林構成群を基礎とするヒバ天然林施業法」理論を確立
    • 昭和6年 「増川ヒバ施業実験林」の設定を決定
    • 旧藩時代の林業施策によって生じた林相の相違に応じて、大畑にもヒバ施業実験林を設定
    • 「津軽藩:ヒバ温存施策→ヒバ純林型」「南部藩:ヒバ利用施策→ヒバ広葉樹混交林型」
    • 昭和7年施業実験を開始(実験林の施業案を作成)
    • 昭和16年施業案の第1次検討
    • 昭和19~27年太平洋戦争激化により全ての施業実験が中断(実験林からの軍需用材の供出は実施されず)
    • 昭和27年実験事業を再開(施業案の第2次検討)
    • 昭和29年9月26日の洞爺丸台風(15号)により、実験林内のヒバに風倒被害発生(昭和30年に蓄積の20%を被害処理)
    • 昭和30年被害地復旧のためヒバの人工植栽を開始
    • 昭和34年実験林の存続可否を検討(拡大造林推進関係)したが、これまでどおりの実験事業の継続を決定
    • 昭和36~37年第3次実験計画樹立
    • 昭和45年開設40周年記念植樹等の行事挙行
    • 昭和46年第4次実験計画樹立
    • 昭和57年第5次実験計画樹立
    • 平成3年開設60周年記念植樹等の行事挙行
    • 平成9年三厩村他2町村(今別町・小泊村)から「増川施業実験林の保存について」の要望書が提出される。 「青森ヒバ永久の森の設定」についてを策定。増川と大畑の実験林を指定
    • 平成11年木村青森県知事、増川ヒバ施業実験林を視察
    • 平成12年「増川ヒバ施業実験林の今後の整備に関する査報告書」作成
    ヒバの稚樹
    ヒバの稚樹
    実験林の保全地区
    実験林の保全地区

     

    増川ヒバ施業実験林内に咲く花


    ツルリンドウ
    ツルリンドウ

    ヒメホテイラン
    ヒメホテイラン



    ヤマジノホトトギス
    ヤマジノホトトギス

    イチヤクソウ
    イチヤクソウ