ホーム > 森林管理局の案内 > 森林管理署等の所在について > 三陸北部森林管理署 > 早生樹及び集成材工場見学会


ここから本文です。

三陸北部森林管理署

平成27年12月10日

三陸北部森林管理署

早生樹及び集成材工場見学会

     近年、広葉樹材生産が少ないため、岩手県でも広葉樹人工林育成が検討されてきていることから、当署管内にあるアスペン(ホワイトポプラ)植栽地を見学し、今後の業務参考とすること、また、地元集成材工場である(株)ウッティかわいの本社工場を見学し、素材が製品になるまでの過程及び流通を知ることで今後の業務参考とすることを目的に12月8日(火曜日)、職員11名が参加し開催しました。

     午前中に行われた見学会では、早生樹植栽地へ赴き、株式会社ウッティかわい常務取締役総務企画部 小野寺部長の説明のもと、一般的な広葉樹とどれほど生長が異なるかを見比べ小野寺部長からは「50年程前に植栽された早生樹は従来の広葉樹に比べ大きく生長し、また植林後、不可欠とされている下刈り等の作業を必要としていないことからコスト的も削減できる」という話を伺い、当署職員は「50年程でこれだけ生長するのか」「下刈り等を必要としないならコストの削減になる」「これだけ生長力はあるが、以前から存在する在来種が早生樹に負けてしまうのではないか」という意見が交わされ、充実した意見交換が行われました。

   早生樹の見学後は、(株)ウッティかわいの本社工場へと向かい、「(株)ウッティかわいの事業内容」「設立後の経緯」「主な生産品目」「樹種による木材の利点・欠点」等の説明が行われ、その後、実際の工場を見学し見学終了後は「国産材の普及を進めるのはどうしたらよいか」「国産材は外材より価格が高いのであまり使用されていないと思っていたが、他にも理由があった」「現場で伐採された立木が工場で加工される経緯を見て大変勉強になった」等の感想や意見が出されました。

     今回の見学会では、従来の樹種に変わって需要が増えるかもしれない早生樹の今後の考察、一度立木が加工される過程を見学することにより、どのような立木が加工をする際にコストを削減できるのか等を考えることができ今後の業務の参考になるよい機会だと思いました。

     今後も三陸北部森林管理署では、情勢の変化に留意しつつ、他会社等の連携を図りながら森林経営について更なる発展を進めていきたいと思います。

説明を聞く職員 アスペンの大木 アスペン上部3本
説明する小野寺部長 見学する職員 工場内の様子

お問い合わせ先

三陸北部森林管理署 
担当者:森林技術指導官
ダイヤルイン:0193-62-6448
FAX:0193-63-4872

森林管理局の案内

リンク集