「遊々の森」で下刈活動

    7月8日（水曜日）、遊々の森「未来へ繋ぐ～田野畑・希望の森～」明戸国有林572林班わ小班にて、田野畑中学校1年生の生徒が下刈作業を行ないました。

    三陸北部森林管理署では、平成26年1月に田野畑村と「遊々の森」の協定を締結し、田野畑村内の小中学校等の森林環境教育の推進のために国有林のフィールドを提供し、森林体験活動などの取組を支援しています。

    田野畑中学校では、身近な自然と親しむことによって自然を大切にする気持ちを養うとともに、田野畑村の一員として郷土を愛し、東日本大震災からの復興を支える思いを強いものにしていくことを目的として、平成26年5月に遊々の森においてコナラ、ミズナラなどの広葉樹を植樹しました。引き続き植えた苗木の世話を行っており、今回は苗木が周りの雑草に負けないように下刈作業を行ないました。

    当日は、田野畑中学校1年生26名と先生が参加し、約1時間下刈作業を行ないました。はじめに、当署職員から安全指導や下刈作業の方法について説明を行った後、グループに分かれて作業を開始しました。生徒の皆さんは下刈鎌を使うのが初めてで、なかなか上手に刈れず悪戦苦闘していましたが、職員に教わりながら一生懸命作業に取り組んでいました。下刈後には雑草に覆われて見えなかった苗木が顔を出し、生徒の皆さんはきれいになった現場を見て達成感を感じているようでした。下刈作業を通して、森林整備の大変さや大切さを学ぶことができたのではないかと思います。

    三陸北部森林管理署は、これからも地元関係機関と連携を図りながら、森林教室や体験活動を通して、地球温暖化防止や土砂災害の防止などの森林の有する多様な役割など、森林・林業に関する知識の普及や啓蒙に努めていきます。