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三陸北部森林管理署

26年9月16日

三陸北部森林管理署

宮古第二中学校生徒による産業体験

    平成26年9月9日(火曜日)宮古市立第二中学校1学年の生徒42名を対象に産業体験を行いました。

    この産業体験学習は宮古市立第二中学校1学年が毎年地元の第一次産業を体験することで、働くということや地元の一次産業に関する理解を深めることを目的に行われているものです。今年度は、林業を体験したいという学校の要望により森林管理署に声がかかり実現しました。

    この日のイベントは8月27日(水曜日)に職員が宮古二中に出向き、森林のはたらきや林業という産業について教室で1時間程度紹介する事前学習会を行い林業に対するイメージを膨らませた後に実施したもので、午前は除伐体験、午後は保育間伐作業地を見学しました。

    当日、生徒たちは学校から遠く離れた宮古市の門馬山国有林にバスで移動し、除伐体験箇所前において生徒から体験学習の抱負や担当職員より作業の注意点の説明があった後、10人1班の4班に分かれて除伐体験を行いました。

    除伐体験を行った箇所は林齢が27年のスギ林で、木と木の間隔が込みあっており、林の中が暗く、森林もつ二酸化炭素吸収機能や土砂災害防止機能などが衰えている林でした。

    生徒たちは事前学習で学んだように除伐をして木を間引くことで、立派な木が育つこと、森林の持つ様々な機能が高まり地球環境保全に貢献することを確認しながら作業を行いました。慣れない鋸の作業で悪戦苦闘しながらでしたが、健全な森林に育つよう生徒たちは1人1本一生懸命作業に取り組んでいました。

    除伐作業を終えて、道の駅「やまびこ館」の広場で昼食をとった後、宮古市鈴久名の横倉沢国有林において保育間伐作業を見学しました。ここでは、川井地区国有林材生産協同組合(川井国生協)が事業を請け負っており、その協力のもとチェーンソーによる伐倒、枝払い、プロセッサによる玉切り、フォワーダーへの積み込みと、高性能林業機械を使った一連の作業の流れを見学しました。 生徒たちは土場近くの太さ46cm、長さ27mのカラマツが見慣れない高性能林業機械によってあっという間に丸太になる様子を直に見学し、林業の機械化が進んでいる様子を実感していました。その後設けられた質問タイムでは、実際に林業に携わっている川井国生協の皆さんへ「林業をしていて楽しいこと、つらいことは何ですか?」など質問があり林業という産業に対する理解を深めていました。

    この産業体験学習をとおして、生徒から「慣れない鋸の作業は大変だったが、楽しく作業できた。」や、「森林が地球を支えているんだと感じた。」、「自分としっかりと向き合って職業を決めたい。」など感想があり、次世代を担う若者に森林・林業の魅力を紹介することができました。

    当署はこれからも地域にニーズに応えながら、森林の中での様々な体験活動等を通じて、人々の生活や環境と森林との関係について学ぶ機会の提供に取り組んで行きます。

事前学習の様子 生徒からの抱負 ヘルメット装着中
いざ、林内に 作業中 力を合わせて
おお~すげぇ 伐ったど~ 作業を終え明るくなった林内
何センチあるかな プロッセサによる造材を見学する生徒 質問に答える川井国生協の番賀理事長

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担当者:業務グループ・ふれあい担当
ダイヤルイン:0193-62-6448
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