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三陸北部森林管理署

26年10月30日

三陸北部森林管理署

沿岸振興局林業関係職員現地研修会(宮古地区)

    10月29(水曜日)、宮古市門馬山国有林及び株式会社ウッティかわいの区界木質バイオマス発電所において沿岸広域振興局林業関係職員現地研修(沿岸広域振興局主催)が開催されました。

    三陸北部森林管理署は、宮古市門馬山国有林のアイオン沢において実施されたアイオン沢治山事業について説明しました。

    アイオン沢治山事業は、昭和23年に来襲したアイオン台風によって荒廃したアイオン沢の復旧と、下流域の生活の安定を図るべく実施された治山事業ですが、平成24年までの62年間で渓間工47基、山腹工11.26ha、総額33億円を投じて施工されています。またアイオン沢治山事業は平成25年に林野庁が治山事業を実施して100年が経過したことを機に、「後世に伝えるべき治山~よみがえる緑~」として全国に60箇所を選定した治山事業地のうちの一つです。

    当日は、前日の雪が残る寒い中での開催となりましたが、沿岸広域振興局農林部(釜石)、大船渡農林振興センター、宮古農林センター林務室、岩泉林務出張所、三陸中部森林管理署の職員28名と三陸北部森林管理署4名の計32名が参加し、アイオン沢の由来や環境、当時の復旧工事の様子、施工されたダム群の防災効果、現在の復旧状況等の説明のあと、アイオン沢に入り施工されたダム群を見学しました。

    参加した職員は、真剣な面持ちで当署職員の説明に耳を傾け、延長1kmに渡って施工されたダム群の様子や緑がよみがえった現地の様子など見ながら、様々な質問や意見が飛び交い、「凄いとしか言いようがない」「施工当時の大変さが分かる」等、感嘆の声を上げていました。

    今回の研修会を通して、参加された方々には長年に渡って行われてきた治山事業の大切さや、治山事業が地域住民の方の生活に深く密接に関係しているということを再認識してもらったことと思います。

    三陸北部森林管理署は、これからも県・市町村等と連携し、林業関係職員や地域住民の方々に森林・林業について理解して頂けるよう、より一層努めていきます。

集合する参加者 説明する職員 真剣に耳を傾ける参加者
説明中 説明する職員2 説明する職員3
アイオン沢上流部残雪の様子 アイオン沢上流から岩手山を遠望 下流の御山川堰堤

お問い合わせ先

三陸北部森林管理署 
担当者:治山グループ
ダイヤルイン:0193-62-6448
FAX:0193-63-4872

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