「遊々の森」で下刈活動

   9月28日（日曜日）、田野畑村と当署で遊々の森の協定を締結している「未来へ繋ぐ～田野畑・希望の森～」明戸国有林572林班わ小班で下刈作業を実施しました。

   この活動は、本年5月に田野畑中学校の生徒が自分たちで植えた苗木を世話することで、田野畑村の一員として東日本大震災の復興を支える思いを強いものにしていくことをねらいに行ったもので、田野畑村と田野畑中学校を中心に企画し、それに当署が協力したものです。

   当日は、田野畑中学校全生徒約100名と先生が参加し、午前中の田野畑村防災訓練を終えた後、午後から約1時間作業しました。はじめに当署職員から作業方法や安全について説明を行った後、4人を1組とし25組に分かれ、慣れない下刈鎌と秋晴れで25℃に上った暑い中、生徒のみなさんは植えた苗木が立派に育つように一生懸命作業をしていました。

   生徒からは「この大きい草も刈って良いの？」とか「なかなか刈れな～い！」などの声が上がり、普段行うことのない作業に悪戦苦闘しながらも、事前に森林組合及び当署で下準備していた甲斐あってか、時間前に無事終了することができました。

  その後、役場職員と当署職員とで臨時の森林教室を行い、5月に植えた9種類の木についての説明など行い、森林整備の大変さ大切さを再認識してもらったことと思います。

  三陸北部森林管理署は、これからも地元関係機関と連携を図りながら、地球温暖化防止、土砂災害の防止など森林の有する多様な役割など、森林・林業に関する知識や理解の普及・啓蒙に努めて行きます。