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26年8月4日
三陸北部森林管理署
三陸北部森林管理署は7月28日(月曜日)に重茂漁業協同組合女性部が下刈作業を行いました。作業地の与奈地区は、東日本大震災で国有林約3ha、約200本の樹木が被害を受け、震災後、当署ではガレキなどの除去、被害木の伐倒除去、治山工事、植樹を行い森林の再生を進めきました。下刈作業は、平成25年度の秋に重茂漁協女性部と重茂小学校との協働により、森林と海との関係を学ぶとともに、将来みんなで集まることのできる場所を造ることを目的に0.2haにオオヤマザクラ280本、ヤマモミジ120本を植樹した箇所で行われました。
当日は、ウニの口開けなど忙しい間をぬって、重茂漁協女性部21名が集まり、安全指導、下刈方法の説明を行った後、女性部は1人ずつ植栽列にならんでヨモギやクズなどの雑草が生い茂りツルに巻き付かれて瀕死の状態の苗木を探しながら、苗木が大きく育つように持参した手鎌を用いて1本1本丁寧に作業を行っていました。
この日は梅雨空けが発表され暑い日となりましたが、パワフルな女性部のがんばりにより、2時間を予定していた作業が1時間で終わり、会場は下刈前と後で見違えるようにきれいになりました。今回は植付後最初の下刈でしたが、この作業は苗木が雑草より大きくなるまであと4,5年続けられます。最後に、これからも協力して苗木を育てることを約束して日程を終了しました。
三陸北部森林管理署では、これからも地域のニーズに応じた体験活動や森林教室をとおして、森林・林業に関する知識の普及に努めていきます。
三陸北部森林管理署
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