ホーム > 森林管理局の案内 > 森林管理署等の所在について > 宮城北部森林管理署 > 低コストな森林施業の実証的な取組み
森林施業のコストを低減するため、一貫作業システムやコンテナ苗を活用した植栽、下刈の省略、列状間伐等による低コストな森林施業を実証的に実施します。
効率的な森林施業の基盤となる林道(林業専用道)と森林作業道を適切に配置した路網整備を行います。
森林作業道(イメージ) |
列状間伐を行ったスギ人工林 |
伐採から植栽までの施業を連続的に実施する「一貫作業システム」を実証的に実施します。
植栽では、時期を選ばす効率的に植え付けが可能な「コンテナ苗」を積極的に活用します。
コンテナ苗の植え付け(栗原市切留山国有林) |
植栽密度を低くした植え付けや必要な箇所のみの下刈り(下刈の省略)を行います。
ニホンジカによる植栽木等の被害を防止するため、様々な対策に取り組みます。
(ア) 捕獲駆除事業
小型の移動式囲いワナを設置し、エサ誘因によるニホンジカの捕獲駆除に取り組みます。
(イ) GPSを使用した調査
ニホンジカを捕獲し、GPSを取り付けて、行動範囲や密度、植生の被害状況を確認し、今後の保護対策や造林事業に活用します。
(ウ) 防鹿柵の設置
低コストの防鹿柵を試験的に設置し、その効果や耐候性などを検証します。
ニホンジカによる植生の被害が顕在化(石巻市 金華山国有林) |
防鹿柵(気仙沼市 大沢山国有林) |
防鹿柵拡大 |