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29号

四万十の風音森&川だより

平成23年3月発行

春を告げる土筆

 

木工クラフトとシイタケの駒打ち

蕨岡小学校

  四万十市立蕨岡小学校の5・6年生15名が森林や木材について学習するため木工クラフトとシイタケの駒打ち体験を行いました。

  1月28日は、木材の特徴や森林が地球温暖化防止に役立っており、木材が二酸化炭素を貯蔵していることを学習した後、ヤマザクラの枝を使ってクラフトを作成しました。

  生徒達は、慣れないノコギリやクラフトナイフを使って枝を輪切りにしたり、削ったりして思い思いの作品を仕上げていました。 

アイデア一杯何ができるかな

アイデア一杯何ができるかな

カブトムシとクワガタの対決

カブトムシとクワガタの対決

  2月15日には、シイタケの駒打ち体験をしました。当センター職員からきのこの種類や毒キノコの話、シイタケ栽培の仕方等を聞いた後、駒打ちに取りかかりました。

  直径10cmのクヌギに電動ドリルで穴を開け、シイタケ菌の駒を金槌で打ち込んでいきます。約1時間でホダ木25本を造りました。造ったホダ木は校舎の裏の雑木林の下に伏せ、早ければ今年の秋には収穫できると楽しみにしていました。

  木工クラフトやシイタケ栽培をとおして、森林や木材、地域の自然や生活に関心を持ち、理解を深めてくれることを期待しています。

協力して穴を開けます

協力して穴を開けます

駒打ちは楽しいね

駒打ちは楽しいね

 

竹炭作りに挑戦

橋上中学校

  2月17日、宿毛市立橋上中学校の1年生5名が竹炭作りに挑戦しました。中学校から当センターに地域の自然や産業についての環境学習の依頼があり、橋上地区は宿毛市の中でも昭和初期までは製炭業が盛んであったことから、簡易炭窯で竹炭を作ることにしました。

  鉄製の簡易炭窯の周りをコンクリートブロックと土を使って炭窯を造り、完成した窯に長さ40cm程度に切りそろえた竹を9Kg入れ口火を焚きました。煙突からは真っ白い煙がもうもうと出てきます。

  口火を焚き始めてから約3時間後、真っ白かった煙突の煙が紫がかった透明な煙に変わると炭の焼き上がりの知らせで、焚き口を赤土で塞ぎました。後は、炭窯の温度が下がり、炭が取り出せるようになるのを待ちます。

  口火焚きから5時間が経過し、いよいよ炭窯を開けます。

  窯の温度が思うように上がらず、心配しましたが、約3Kgの竹炭ができました。備長炭とまではいかないまでも、竹同士がぶつかるとキンキンと音を立て、予想外のできばえに生徒達は驚いていました。

  生徒達には、学校の周囲に広がる森林が地域の環境や産業に与える影響について考える機会になったようです。

  また、この日は地元テレビ局の取材があり、夕方のニュースで紹介されました。

炭窯を造ります

 炭窯を造ります

竹炭ができました

3Kgの竹炭ができました

マツ枯れ予防剤樹幹注入

昨年度に行われた、大道マツ再生現地検討会の意見を踏まえ、マツ枯れ予防剤の樹幹注入作業を実施しました。 

 使用薬剤名

 グリーンガード・NEO

 注入立木本数

45本

 立木材積

51.39立方メートル

 有効期間

6年

マツ枯れ予防剤樹幹注入

 

 木工クラフト教室2題

「西土佐中学校」と「大月小学校」

  2月8日、四万十市立西土佐中学校の1年生25名が、身近な自然の材料であるサクラの枝などを使って木工品作りに取り組みました。

  まず、作業中の刃物取扱と、木材の性質などを聞いた後、作品作りに取りかかりました。

  野球部の生徒はホームランバットを作り始めたものの、材料のサクラの枝が思いの外硬く、削り出しに苦労していました。また、女子生徒はアンパンマンやクマのストラップ等のかわいらしい作品を作り上げていました。

  生徒達は思った以上にコノやナイフなどの使い方が難しく苦労していましたが、出来上がった自分の作品に満足そうでした。

  木の枝のクラフト作りを通して、森林や木材への関心・興味に繋がる教室となったことと思います。

真剣にやってます

真剣にやってます

かわいい作品ができました

かわいい作品ができました

  2月17日、大月町立大月小学校の1年生46名と2年生41名が、木工クラフト作りに取り組みました。大月小学校は平成21年4月に開校したばかりで、新築の校舎は腰壁はスギ板張り、フロアーは竹製とふんだんに木製品が使われております。

  クラフト作りは、木の香り漂う多目的教室で、1年生は午前中にクマのストラップとモックンを作り、2年生は午後からクマとフクロウの置物を作りました。

  まず、顔・耳・鼻等のパーツを自分達で選び、バランス良く貼り付けて行きました。児童の中には、ボンドが乾ききらないうちに触ってしまいクマの耳が取れてしまったり、ボンドがはみ出てしまったりと、色々ありながらも時間内に一人2個の作品を作り上げていました。

  木工クラフト作りを通して、教室に使われている木やクラフトの材料としての木など、木には色々な使われ方があり、材料としての木の良さに気づいてくれたようです。 

どれにしようかな

どれにしようかな

はみださないように

はみださないように

 

四万十川の源流点で森林教室

吾桑小学校
3月1日、須崎市立吾桑小学校の5年生14名を対象に四万十川の源流点を訪ね「山(森林)の働きや関わり」について森林教室を実施しました。

歩道沿いの樹木を観察したり、四万十川の長さや名前の由来等を聞き、約20分で源流点に到着しました。

源流点では、わき水を飲んだりサンショウウオを観察したりしながら、大きな四万十川のスタート地点を自分たちの体で感じていました。

源流の水に触れます

源流の水に触れます

 

 わくわく発表会

松野西小学校

  2月28日、松野町立松野西小学校において、わくわく発表会が開かれました。これは児童達が一年間の学習成果を取りまとめ、父兄や一般の方を招いて発表するというものです。当センターも4年生に対して、年間6回の森林教室を開催しておりましたので、その招待を受けました。

  児童達は2~4人のグループに別れ、空飛ぶ種子・木工クラフト・土砂崩れについて・土の中の生物等のテーマを決めて発表していました。どの発表も私達が教えた以上に深く掘り下げて調べられており、一生懸命取り組んでいることが良く解りました。

  一年間をとおして、森・樹木・森林の働き・木から作られる物・種の仕組み等を学習し、さらに自分たちで調べて発表したことにより、森林の大切さを理解したと同時に、4年生の思い出として深く刻まれたことでしょう。

各テーマの案内

各テーマの案内

図や写真を使って解りやすく

図や写真を使って解りやすく

 

四万十の風音 森&川だより第29号印刷用レイアウト(PDF:1,901KB)

お問い合わせ先

〒787-1601
高知県四万十市西土佐江川﨑2405番地
四万十川森林環境保全ふれあいセンター
電話0880-31-6030
FAX 0880-31-6031

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