ホーム > 報道・広報 > イベント情報 > 平成28年度「四国山の日賞」受賞団体決定
応募団体=4 受賞団体=3
羽床地区は、竹の侵入などにより身近な里山であるクヌギなどの広葉樹林が荒廃していました。同地区にある堤山では、平成21年より前身の堤山景観保全プロジェクト実行委員会によって手入れや山桜の植樹等が行われ、この活動に参加した団体などの意欲が高まり羽床地区里山の景観を守る会が発足しました。現在は、堤山のみならず羽床城跡へ活動エリアを拡大して竹林の伐採などが行われています。
【選定理由】
活動エリアを拡大して、地域住民の参加を得ながら里山の景観保全にしっかり取り組んでおり、規模は大きくないが継続して取り組まれていることが評価され、他の模範となり、推奨できるとともに将来にわたり継続する見込みがある。
平成16年に発足後、交付金を活用して人工林の除伐や間伐を実施され、これまでの間伐等の面積は70HAを超えています。また、新入会員は森林整備に関する資格を取得され人材育成にも取り組まれるとともに、地元小学生を対象に里山探索や除伐・間伐体験も行われています。
森林整備活動や森林環境教育活動等、長年に渡り地道に幅広く取り組まれており、平成27年にはNPO法人として事業を展開するなど積極的な活動が評価され、「四国の森づくりに関する共同宣言」の趣旨に合致していました。
鏡川源流域にある整備が遅れたスギやヒノキの人工林の間伐などを行うとともに、落葉広葉樹を植樹し、中山間地域と都市部住民との交流の場として「市民の森づくり」活動に取り組まれ、近年では毎年度千人を超える者が参加されています。また、新入隊員は森林整備に関する資格を取得され、人材育成にも取り組まれています。
積極的な森林整備活動を市民や企業と一体となって行われ、これまでの活動への参加者も延べ1万人を超えるなど、人材育成や活動実績などが評価され、他の模範となり、推奨できるものである。
応募団体=5 受賞団体=4
より多くの方が登山に親しんでもらうことを目指して、山や自然の素晴らしさを登山教室を通じて伝えるとともに、徳島県の山岳美化活動の先駆けである「剣山クリーンハイク」等に取り組まれています。また、広くボランティアを公募して、剣山国定公園内の原生林を守るための樹木ガードの設置を行い、ニホンジカ被害の実態を県民に届ける取組も行われています。
山や自然の素晴らしさを伝え、長年にわたりクリーンハイクを通じて自然保護活動の推進を図り、最近ではニホンジカの食害対策まで、幅広く取り組まれていることが評価され、他の模範となり、推奨できるものである。
【活動内容】
森林資源が充実し、年間2千人の観光客が訪れる神山町の林業振興に一石を投じるため「森林女子」を発足し、植え付けや下刈りの体験と枝打ちや間伐なども体験するとともに、栽培した山野草や林産加工物を観光客に販売して、森林女子をPRすることにより森林の魅力を情報発信し、神山町の林業の活性化に取り組まれています。
【選定理由】
学校教育の一環として林業を学び、実際に植え付けや間伐等を体験し、また、森林女子というチーム名で森林の魅力を情報発信するなど、女性が活躍しているところが評価され、他の模範となり、推奨できるものである。
昭和61年から親子手作り木工広場を継続的に開催され、今年で第31回を数え、秋の恒例行事として定着し、毎年300名を超える参加者となっています。また、親子2世代にわたって参加される方もおられて、家族のふれあいの場として貢献されています。
昭和61年から継続して30回を超える親子手作り木工広場は、毎年300名を超え、親子2世代にわたって参加する者もおられ、年に1回のイベントは単発で終わる場合もある中で、その息の長い活動が評価され、他の模範となり推奨できるとともに、将来にわたり継続する見込みがある。
不法投棄防止やゴミをなくすイベントを継続的に取組、ゴミが散乱していた「アジロ山」を地域住民と森林ボランティアの協力により「住民の憩いの森」「自然からまなぶ・環境学習の森」として、毎月1回「森のようちえん」などの子育て支援行事を開催され、森の恵みを活用したクラフト体験を行って森林環境教育に取り組まれています。
ゴミが散乱していた「アジロ山」を地域住民とボランティアで「憩いの森」「環境学習の森」に変えて確実に成果をあげており、毎月行われている活動を通じて参加した親子の環境教育にも繋がっていることが評価され、他の模範となり、推奨できるものである。
森林整備部技術普及課
担当者:中川、北川
ダイヤルイン:088-821-2121