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分野:森林・林業の再生に資する造林・保育・生産技術の確立
かかり木処理器具の改良及び伐採方法の検討
平成24(平成23~24)(平成24年で終了)
軽量で携行しやすいかかり木処理の器具の改良等と、かかり木が発生しにくい伐採方法を検討し、新たなかかり木処理器具の取扱方法マニュアルを作成し、安全性の向上(かかり木に起因する労働災害の撲滅)を図る。
かかり木処理試験地(スギ・ヒノキ林分(林齢22年生、初回間伐林))の実施結果。
(1)かかり木が発生しにくい伐採方法は、列状間伐が有効、ただし、現在、列状間伐は、2回目以降の間伐に多く採用されていて、初回間伐で実施した場合、残存木の生育にどのような影響が出るのか引き続き成長調査を継続する。
(2)かかり木処理に要した時間が少なかった器具は、
ア フェリングレバー
イ 木廻し器(ベルト)
ウ ストラットプーラー
エ 登山器具
となった。
なお、ストラットプーラーは、牽引にワイヤーロープを使用してないことから、取り廻しの性能に優れている等、作業者からの評価は高く、フェリングレバーや木廻しベルトで処理できない重量のかかり木処理方法としては有効であった。
フェリングレバー【既製品】 |
木廻し器(ベルト)【開発】 |
ストラットプーラー【既製品】 |
登山器具【工夫】 |