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平成26年度「四国山の日賞」受賞団体決定

「四国山の日賞」は、四国4県と四国森林管理局との間で締結した「四国の森づくりに関する共同宣言」(平成16年)の趣旨に沿って、四国の森林等をフィールドとして四国の森づくり活動(「森林整備の推進」、「木材の利用推進」及び「森林環境教育活動の推進」)に積極的に取り組んでいる団体を選定し、表彰するものです。

今年度も、四国の森づくり活動に積極的に取り組んでいる団体を募集したところ、四国4県から9団体の応募があり、先日、林業関係者、環境教育関係者やマスコミ関係者等からなる「四国山の日賞選考委員会」において、厳正かつ公正な審査を行いました。

その結果、6団体(森林整備分野:2団体 木材利用分野:1団体 森林環境教育分野:3団体)を今年度の四国山の日賞と決定しました。

なお、決定した団体の表彰は、10月7日(火曜日)に四国森林管理局において行います。

受賞団体の詳細については、以下のとおりです。

多面的機能の発揮に向けた森林整備の推進

応募団体=3  受賞団体=2

新谷公益会

【活動内容】

約200年の施業の歴史がある公益会所有山林340haをフィールドとして、毎年事業計画に基づいた取り組みを実施しています。また、今後隣接する民有林との施業の集約化を行うため、森林施業協定の締結も検討しています。さらに、地域社会への貢献として、大洲城再建や新谷小学校改築など、地域における木造建築物の建設に対し木材の寄付も行っています。

【選定理由】

隣接する民有林と森林施業協定を結び、林政の課題となっている施業の集約化を図ろうとする取り組みや、地域の木造建築物建設への木材の寄付など地域社会への貢献が評価されました。

東かがわ市北山森林ボランティア会

【活動内容】

森林整備協定を締結し、登山道や竹林の整備を行うとともに、子供たちが豊かな自然を体験できるような地域交流活動としての森林環境教育も行っています。

【選定理由】

計画的な森林整備を続けてきていることが評価されました。また、収穫した竹材を使用した地域交流活動など活発な取り組みや、こうした活動が地元新聞で取り上げられ、国土交通大臣表彰を受賞していることも評価されました。


木材の利用推進

応募団体=1  受賞団体=1

四万十町森林組合(大正集成材工場

【活動内容】

増大する間伐材等を有効利用し、付加価値を高めて林家所得の向上、雇用の場の創出等を行っています。また、FSC森林認証の取得や、森林環境教育も行っています。

【選定理由】

間伐材の有効利用、付加価値を高める加工、FSC森林認証の取得、県外優良企業とのタイアップなど、地域の所得、雇用の向上、地域の振興につながる幅広い活動が高く評価されました。

森林環境教育活動の推進

応募団体=5  受賞団体=3

香美市立大栃中学校

【活動内容】

「わたしたちができること」という生徒たちが決めたコンセプトの下、鹿の食害防止ネット張り、間伐、塩の道ボランティアなど、生徒を主体とした活発な活動を行っています。

【選定理由】

中学校でしかも、全学年で取り組んでいることが評価されました。また、全国ボランティアフェスティバルでも反響のあった、地域産業を通じた主体的な地域貢献活動等が評価されました。

愛媛木材青年協議会

【活動内容】

松山市等の小学生や保護者を対象に長年木工教室を継続するとともに、「どうぞのいす」配布事業では、小学校や幼稚園等の公共施設への配布に取り組んでいます。

【選定理由】

長年にわたり、木工体験を通じて木の持つ暖かさや森林の大切さを子供たちに伝えてきた活動が評価されました。

また、「どうぞのいす」を作成し、子供たちの集う公共施設等へ寄贈するとともに、絵本の読み聞かせ等の活動も行い、感性豊かな心を醸成していく活動が評価されました。

もつこり倶楽部

【活動内容】

地元で採取したどんぐりを育て、水源の森に植栽していく「どんぐりプロジエクト」を行っています。また、このプロジェクトをきっかけにして、郷土の自然や文化、ふるさとの魅力を、児童とともに考え、評価していく取り組みを行っています。

【選定理由】

小学生が苗木を自ら育て植栽するとともに、これを通して郷土の自然や、ふるさとの魅力を理解させていく取り組みが評価されました。また、全国林業グループコンクールで林野庁長官賞を受賞していることも評価されました。


 

四国山の日マーク

お問い合わせ先

森林整備部技術普及課
担当者:鶴山、村上
ダイヤルイン:088-821-2121

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