ホーム > 森林管理局へようこそ > 森林への招待状 > 四国の「レクリエーションの森」を紹介します > 足摺大堂
大堂山から沖の島を望む
足摺大堂自然休養林は、一般の方々が太陽と海と緑に親しみながら、休養の場として利用できるように、四国森林管理局が昭和47年11月に指定した国有林です。
この自然休養林は、土佐清水市と高知県幡多郡大月町の面積約1,100haの国有林で、足摺岬を中心とした足摺地区と、大月町大堂山を中心とした大堂地区からなっています。
いずれも四国山地から遠く離れた海岸部の森林で、そのほとんどが広葉樹の天然林です。代表的な景色は海岸から直立する断崖と、突端から望む眺望の素晴らしさに加え、亜熱帯性樹木を交えた暖帯林特有の密生した常緑広葉樹です。
足摺地区の代表的な探勝地は、四国西南端黒潮洗う足摺岬の景観、椿のトンネルの散歩道、絶壁に咲く可憐なアシズリノジギク、ビロ-、アコウ等の亜熱帯植物等と多々あるが、隠れた見どころとして、足摺スカイライン沿いの佐田山にシイ、カシの保護林があり、その林内のスダジイの根元に、小指の先程の小さな身体に白い衣装を纏い、両袖をピン!と斜上に広げた愛らしいヤッコソウが踊る季節がある。
また、足摺岬への入り口、白皇神社の隣に足摺亜熱帯植物園があり、高さ20m、目通り4mのホルトノキの巨木は、見事な板根を誇って立ち、珍しい名前のバクチノキ、ショウベンノキ、花ではユキモチソウ、ゴクラクチョウカ、キダチアサガオ、フクジンソウ等、四季折々に美しい彩りを見せている。
四国の西南端足摺岬。高さ80mの断崖に砕ける白波と、背後の緑の広葉樹林、広闊な大海原が勇壮な景色を生み出している。広葉樹林には豊富な亜熱帯植物とともに、藪椿やリンゴ椿などの椿が多く、椿の岬ともいわれている。
岬巡りの遊歩道を華麗に彩る椿のトンネル。花の見頃は2月中旬から下旬頃で、 椿祭りも行っている。 |
足摺野路菊 |
長年にわたる波や風の浸食を受けてできた竜串海岸。この名前は、海に突き出て並んでいる数条の岩柱が、まるで竜を串に刺したように見えることに由来するとか、アイヌ語のタツコク(小丘陵)とクシ(美しい)から付けられたとかいわれている。
あまりの難所から、かの弘法大師も見残したという「見残し海岸」。壮大な景観に圧倒される。
紺碧の海、深い緑の樹海、白いキバをむき出したような断崖絶壁、大堂海岸の魅力は10Kmにもおよぶ白亜の花崗断崖に代表される男性的美しさです。大堂山頂上に設けられた展望台からは、東に太平洋、西に豊後水道が一望され、眼下には柏島が静かに浮かび、かなたには沖の島が望まれます。ここを出発点とするお猿公園経由観音岩までの良く整備された遊歩道は、お勧めコ-スの一つです。ヤブツバキ、ウバメガシ、トベラなどの灌木の中を、涼風に吹かれながらの散策が楽しめます。
高さ約150mの白亜の断崖が10kmにわたって連なり、その裾に白波が荒々しく砕け散る。男性的で美しい景観です。
紺碧の大海原にそびえたつ、観音様そっくりの姿をした高さ30mの大岩。 |
もっとも古い文献には「加之日浦土佐の国にあり」とあります。慶安年中(1650年頃)の標札がこの弁天社にあり、藩主山内氏の巡遊や、谷泰山、鹿持雅澄らが弁天社を訪れています。現在は、釣り、磯遊び、貝拾い、海水浴場として脚光を浴びています。
大堂海岸の野猿公園
|
宿毛沖に浮かぶ沖の島
|
足摺岬
中村より
国道321号線→足摺スカイライン→足摺岬
約52.0km所要1時間30分
大堂海岸
中村より
国道56号線→宿毛→国道321号線→県道43号線→大堂海岸
宿毛から所要約50分
四万十森林管理署
TEL:0880-34-3155