保護林と緑の回廊における取組事例
モニタリング調査
保護林と緑の回廊では、概ね5年ごとに森林生態系や野生生物等の状況変化を把握するためのモニタリング調査を実施しています。その取組内容についてご紹介します。
モニタリング調査の結果(要約版)
保護林モニタリング調査
- 令和元年度(PDF : 2,349KB)
- 令和2年度(PDF : 963KB)
- 令和3年度(PDF : 478KB)
- 令和4年度(PDF : 1,114KB)
- 令和5年度(PDF : 432KB)
緑の回廊モニタリング調査
- 令和元年度(PDF : 223KB)
- 令和2年度(PDF : 316KB)
- 令和3年度(PDF : 585KB)
- 令和4年度(PDF : 278KB)
- 令和5年度(PDF : 249KB)
植物調査
植物調査
樹木調査と同じく、0.1haのプロット内に生育している植物(シダ植物以上)を全て記録します。また、プロット以外の場所も出来る限り踏査し、記録します。詳細はこちら
動物調査
センサーカメラ調査
センサーカメラは、動物の動きに反応して撮影するカメラです。近年、安価で手に入るようになったこともあり、動物調査には欠かせないものとなっています。
様々な箇所にセンサーカメラを仕掛けて、森林に生息している動物種の把握を行っています。詳細はこちら
ツキノワグマ調査
痕跡調査(フィールドサイン調査)
森林内で動物の糞や足跡、巣穴、食痕、死体等の痕跡を調査し、棲んでいる動物を確認します。詳細はこちら
鳥類調査
鳥類調査は、主にラインセンサスとスポットセンサスにより行っています。詳細はこちら
コウモリ調査
四国のコウモリは15種が確認されていますが、生息状況は十分に把握されていません。このため、平成24年度より本格的な調査を開始しました。詳細はこちら
自然保護活動
保護林と緑の回廊では、ニホンジカによる影響や人間による影響等で自然状態を維持できない箇所があります。そのような箇所を保護する取組をご紹介します。
ニホンジカ対策
全国的にシカによる森林被害が増えています。四国においても、西熊山生物群集保護林や石立山生物群集保護林、鎗戸シコクシラベ(遺伝資源)希少個体群保護林などで被害が深刻になっており、ネット張りやラス巻、シカの捕獲等、様々な対策を行っています。詳細はこちら
希少種保護
保護林と緑の回廊内には数多くの希少植物や希少動物が生育しています。四国森林管理局では、絶滅の危機に瀕したそれらの動植物を保護する活動を行っています。詳細はこちら
巡視活動
保護林と緑の回廊やその周辺では、様々な巡視を行っています。職員はもちろんのこと、グリーンサポートスタッフによる巡視や人が入りにくい場所については、ヘリコプターからの巡視も行っています。巡視では、登山道の状態を確認したり、台風やシカ等による森林被害の状況や土砂崩れの状況などを確認しています。詳細はこちら
安全対策
保護林と緑の回廊には多くの登山道があり、年間を通して訪れる人は数知れません。安全に登山をするために様々な取組を行っています。
登山道整備
登山道や歩道は、土砂崩れや雨による浸食等で荒廃していきます。こういった箇所は、四国森林管理局において工事を行ったり、山小屋やボランティアの方々のご協力いただき、整備を行っています。詳細はこちら
案内板整備
登山道や歩道には迷いやすい場所も多いため、指導標(道しるべ)や看板を設置して、安全に登山ができるように整備を行っています。詳細はこちら
そのほか登山者の安全のために
登山道や歩道沿いには多くの枯木があります。特に、シカによる被害が深刻な場合、枯木が発生する可能性が高くなります。そのような箇所は年々増加傾向にあり、安全のために伐採処理をしています。予算の都合上、すぐに伐採できない木については、看板等で近寄らないよう表示を行っています。
また、そのほか登山者救助の補助や危険箇所の点検などを行っています。詳細はこちら
お問合せ先
計画保全部計画課
ダイヤルイン:088-821-2100