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人工造林による広葉樹林施業方法の確立

分野:水土保全を重視した森林施業の確立

技術開発課題名

人工造林による広葉樹林施業方法の確立
※詳しい資料はこちら(PDF:847KB)

完了年度(開発期間年度)

平成16(昭和63~平成18)(平成16で終了)

開発の目的等

 広葉樹を人為により植え付けし、かつ、ヘクタール当たりの植え付け本数を変えた場合における成長比較を目的として実施したものです。

 開発の成果等

  1.  ケヤキを植え付けし、ヘクタール当たりの本数別に3,000本、4,500本、6,000本及びクヌギとの混植区の試験地を設定しました。植え付け後10年目時点においては、樹冠がうっ閉されてないことから、植栽密度が上長、肥大成長に与える影響はないと考えられました。
  2. 植え付け箇所の選定は、畝沿いよりも、肥沃な谷沿いで土壌の深い箇所が適していると考えられます。

 

植栽密度別成長量

ケヤキ6,000本区の林内状況

ケヤキ6,000本区の林内状況

ケヤキ植え付け後11年経過の状況

ケヤキ植え付け後11年経過の状況

調査区 項目
単位
59.4 60.4 60.10 62.8 1.11 5.12 成長量
備考

1年目

2年目

2年目

4年目

6年目

10年目

総生長量

年平均
6000本区 根 元 径
樹高
胸高直径
mm
cm
cm
6.8
84.2
7.3
90.3
9.7
112.8
14.9
157.7
21.9
252.7
34.6
350.0
20.3
27.8
265.8
3.1
29.5


4500本区 根 元 径
樹高
胸高直径
mm
cm
cm
6.7
61.5
7.1
64.9
8.4
73.3
12.1
117.1
18.4
165.6
21.4
213.3
9.7
14.7
151.8
1.6
16.9


3000本区 根 元 径
樹高
胸高直径
mm
cm
cm
5.8
65.7
6.2
71.2
6.9
72.9
12.1
156.6
21.2
240.7
36.2
345.4
21.4
30.4
279.7
3.4
31.1


混 植
4000本区

ケヤキ
根 元 径
樹高
胸高直径
mm
cm
cm
5.8
62.3
6.2
66.1
7.4
73.4
11.0
129.1
20.6
229.9
25.6
302.4
14.8
19.8
240.1
2.2
26.7



クヌギ
根 元 径
樹高
胸高直径
mm
cm
cm
4.2
31.0
4.7
36.4
5.3
38.3
7.9
57.8
10.8
79.9
41.3
343.2
27.4
37.1
312.2
4.1
34.7


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