下刈省略化によるシカ食害低減効果の検証

分野：公益的機能の高度発揮のための森林施業及び保全・利用技術の確立

技術開発課題名

下刈省略化によるシカ食害低減効果の検証

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完了年度（開発期間年度）

H28 （H25～28）

開発の目的等

1.造林事業の中で、コストの多大な  ウエイトを占める下刈りの省略を図りつつ、
2.シカの食害を防ぐ施業について検証。
   （試験地は、下草の繁茂を誘導するため、H26.3月、仮シカネットを作設。H28.8月、仮シカネットを撤去）

開発の成果等

1. 3年間の成長調査で、無下刈区と下刈区の成長率は、無下刈区がやや劣っているが、樹高は差がなかった。
2. シカ食害被害は、仮シカネット撤去の1ヶ月後、歩道、 獣道のカヤ等に食害。撤去の3ヶ月後、広範囲でヒノキ 植栽木へも食害が見られた。
3. 無下刈区では、ヒノキ植栽木への食害は2本確認。
4. 仮シカネット撤去後の調査が必要なことから、自主課題として継続して取り組む。