知床
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知床の自然
 
 知床は、北半球で最も低緯度で流氷を観測できる地域です。流氷がもたらす栄養分は植物性プランクトンの大発生の原因となり、これを食物連鎖の基礎として、トドやヒグマなどの海や陸にすむ様々な生きものを育んでいます。このように、知床は、海洋生態系と陸上生態系の相互関係の顕著な見本となっています。
 また、知床には、固有種であるシレトコスミレやチシマコハマギクなどの希少種が生育しており、また国際的にも希少な種であるシマフクロウやオオワシやオジロワシにとっても重要な地域となっています。さらにヒグマやエゾシカなどの大型の哺乳類が高密度で棲息しており、知床の自然の豊かさを示しています。また、限られた地域の中に多様な森林生態系が成立しています。

知床の自然
知床半島の植物の平均的な垂直分布
知床半島の植物の平均的な垂直分布
シレトコスミレ

 高山帯の岩礫地に生育する、知床半島の固有種です。
シレトコスミレ
ヒグマ ヒグマ

 日本最大の陸上食肉類です。多様な環境が世界有数のヒグマの生息密度を支えています。