5 日本の森を育てる木づかい円卓会議の提言 

 国産材の持続的な利活用に向けて、その理念の構築と消費者や企業への呼びかけを図るため、平成16年4月に日本木材学会が発起人となり、学識経験者、経済界、市民団体等幅広い層の委員からなる「日本の森を育てる木づかい円卓会議」が設立されました。
 会議では、「日本の森と国産材について」、「国産材利用の理念形成について」、「国産材利用を拡大する手法について」をテーマに半年にわたり議論が行われ、11月には、「木づかいのススメ」と題する提言書がまとめられました。
 提言書では、「日本の森を活かし、その持続可能な利用を通して国土と環境を保全し、循環型社会を実現するためには、日本で暮らす私たち一人ひとりが考え行動を起こすことが重要である」とし、国産材の利用を進めるために効果的な様々な取組が提案されています。

 木づかい円卓会議の提言5つのポイント〜もっとやってみよう〜
1 国産材製品を使うと、日本の森林は元気になる。もっと使ってみよう。
  〜まずはカートカンとプランターカバーから
2 国や地方自治体は、もっと本気になって国産材利用を実践しよう。
  〜まずは徹底的な国産材利用と積極的な情報発信から
3 企業は国産材を使おうともっと真剣に考えよう。
  〜まずは紙製品の見直しとオフィスへの木製品の導入から
4 国産材を積極的に使うことについて、NGOや消費者団体はお互いにもっと協力し合おう。
  〜まずは環境に配慮した買い物と学校での木材教育から
5 そして、家庭で一緒にもっと国産材に触れよう。
  〜まずは日曜大工や子供の木工作から           
農林水産省に設置されたカートカン自販機 農林水産省に設置されたプランターカバー
農林水産省に設置されたカートカン自販機とプランターカバー


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