3 「緑の募金」をはじめとした国民参加の森林づくりの推進

 相次いだ自然災害を契機として、森林のもつ国土保全等の公益的機能に関する理解を深めることなどを趣旨とする「『森林づくり』シンポジウム」が、社団法人国土緑化推進機構と林野庁との共催により、平成17年1月に開催されました。同シンポジウムでは、「災害に強い森林づくりを社会全体で支えることが大切であり、民間ボランティアによる取組や『緑の募金』による森林づくりの推進が重要である」とする、緊急アピールが採択されました。
 「緑の募金」は、森林ボランティア等による森林整備活動、住民参加による緑化活動、NGO等による海外での緑化活動等に活用されています。平成17年5月に「緑の募金法」が制定10周年を迎えることから、緑の募金運動の拡充のため、平成17年には募金実施期間の拡大、売上げの一部を募金へ寄付する協賛商品の充実を進めるなどの取組が行われています。
 他方、民間の企業による社会貢献活動の一環としても、森林づくり活動が展開されています。活動内容も、植林や下刈等の森林整備をはじめ、自然観察会や学習会を開催しての環境教育活動等も行われており、参加者も、社員だけではなく、家族、地域住民、NPO等と広がっています。
森林づくりシンポジウム開催風景 募金活動風景
森林づくりシンポジウム開催風景 募金活動風景


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