平成19年7月5日
林 野 庁
日中民間緑化協力委員会第8回会合の結果概要
1 .7月4日、東京(外務省)において、日中民間緑化協力委員会第8回会合が、日中双方の委員が参加して開催されました。
(1)日本側: 佐渡島志郎外務省アジア大洋州局審議官、松本盛雄外務省アジア大洋州局中国課日中経済室長、沼田正俊林野庁森林整備部計画課長 (2)中国側: 曲桂林国家林業局国際合作司長、洪小勇外交部アジア司参事官兼日本処長、劉立軍国家林業局国際合作司双辺処長
2 .今次会合における議事内容の要点は以下のとおりです。
(1) 2006年事業年度に実施した植林緑化事業の実施状況及び評価について
○ 総じて劣悪な立地条件にある中で、日中双方の関係者の協力の下にさまざまな工夫がなされ、着実に環境保全に資する森林が造成されつつある ○ 2006年事業年度実績は、56件、総植林面積3.9千ha。我が国の民間団体等により、中国国内24省で開始以来7年間で約26.3千haの植林が実施された。
(2) 2007年事業年度における民間団体等への助成事業の実施方針について
本年が日中国交正常化35周年にあたること及び本年4月の温家宝中国国務院総理の訪日の際に行われた会談で本委員会の活動の支持、日本の民間団体などによる中国での植林協力事業の一層の促進等が確認されたことを踏まえ、以下の方針について決定しました。
○ 日中国交正常化35周年記念行事と呼応した普及啓発活動の積極的展開 ○ 事業効果を更に広げるため、これまで手薄であった海岸防災林や西北砂漠化地域における防砂林造成の推進 ○ 天然林保護、砂漠化防止等、中国の森林・林業施策と合致した事業の継続的実施
3 .次回会合は、平成20年6月から7月を目途に中国で開催することになりました。
問い合わせ先
林野庁森林整備部計画課 海外林業協力室
担 当 : 清水俊二・山下功三
代 表 : 03-3502-8111(内線6146)
直 通 : 03-3591-8449
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