(参 考)
 
 【学校林とは】
明治時代に、森林の造成を通じ、青少年の林業教育、学校の基本財産の造成を目的に設定されました。
平成18年度時点で、全国の小学校、中学校、高等学校のうち3,057校において、約2万ヘクタールが設定されています。
学校林活動は、木材価格の低迷等による林業不振や学校カリキュラムの見直しにより停滞していました。
最近になって、総合的な学習の時間の導入により、環境学習の場として、学校林活動が見直されつつあります。しかしながら、全体からみると活動は各校単独での取組にとどまり、地域的な広がりに欠けているのが現状です。
学校林活動を多くの学校に広げ、継続的に展開していくためには、学校同士の横のネットワークと地域社会、NPOの支援が課題と考えられます。
 
 【遊々の森とは】
総合的な学習の時間などにおいて、学校等による森林環境教育の推進に寄与することを目的として、平成15年に創設された制度です。森林での学習活動、体験活動に国有林のフィールドを提供します。
自然観察、昆虫採集などの森林学習のほか、社会や理科、音楽などの授業、植林・間伐などの体験林業、ネイチャーゲーム、ツリーハウスなどの森林の遊びの場として、継続的な利用が可能です。
平成18年度末現在、全国で127箇所が設定されています。

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