プレスリリース
平成19年2月19日
林    野    庁



「美しい森林づくり推進国民運動」の展開について
 
概要
 2月9日の閣僚懇談会において、安倍総理大臣より、我が国には古来から木の文化があり、森林が「美しい国、日本」の礎となるよう、国民の皆様とともに、政府一体となって、「美しい森林づくり」を進めていくべき旨の発言があり、農林水産大臣に対して、運動の進め方や政府の取組のあり方について、検討指示が出されました。
 これを受けて、本日、農林水産大臣から総理に取組内容等を報告し了承されましたので、今後、次の内容の取組を展開することとしております。
取組の枠組
国民の幅広い理解と協力のもと、森林づくりへの参画促進、木材利用、地域づくりを政府一体となって進めていくため、次の枠組のもと、「美しい森林づくり推進国民運動」を展開
 (1) 「美しい森林づくりのための関係閣僚による会合」の開催
 官房長官主催による閣僚会合を2月中に開催し、運動の基本方針を決定し、政府全体で取り組むメッセージを国民に発信
関係府省庁: 環境省、国土交通省、経済産業省、総務省、文部科学省、
厚生労働省、内閣官房(地域再生)、農林水産省
 (2) 関係府省庁の連携強化
 (1)の閣僚会合における取り決めに基づき、内閣官房主催による関係府省庁の局長級の連絡会議、課長級の幹事会を開催し、進捗状況を確認しながら運動を展開
 また、今回の総理報告を受けて、農林水産省において、大臣を本部長とする推進本部を設置して、円滑かつ効果的な運動の展開を図るための体制を整備
 (3) 官民一体となった運動
 各界(経済界、NPO、地方自治体、農林水産業界等)の代表からなる「美しい森林づくり全国推進会議」(仮称)を設置して、全国的な運動方針を決定するなど、各分野の連携を図りつつ、森林づくり運動を推進。
 各都道府県等において民間主導による「地方推進会議」を設置して、地域の実情に応じた、具体的な森林づくり活動を推進。(シンポジウムの開催、指導者の養成、民間サポーターの組織化等)
 取組の内容
関係者が連携して、例えば、次のような取組を展開
不在村森林所有者(327万haを所有)に対する「自分の山再発見運動」の呼びかけ
民間企業に対する協力の呼びかけ
・社内外ボランティアの森林づくりへの参加
・自社保有林の整備による森林づくりの推進
・基金等を活用した森林づくりへの参加
NPOと連携した取組の推進
・森林ボランティア活動への国民参加の呼びかけ
・森林環境教育の推進
農山村地域における森林所有者への働きかけ
・森林組合を中心に、自己所有林の現状把握と具体的施業計画の策定の推進
 (森林整備地域活動支援交付金の活用)
農山村住民への働きかけ
・里山整備の推進
「木づかい運動」の推進
・国産材利用の拡大


(問い合わせ先)
農林水産省林野庁森林整備部計画課
担当:小坂、諏訪、大竹
代表:03−3502−8111(内線6194〜6)
直通:03−3502−8700
当資料のホームページ掲載先URL
http://www.maff.go.jp/www/press/press.html

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