プレスリリース
平成17年6月16日
林    野    庁


第2回「森林(もり)づくりに関する企業との懇談会」の概要について


1 日 時
平成17年6月15日(水) 13:30〜16:00
2 場 所
林野庁 林政部会議室
3 内 容
 企業(東京電力、松下電器産業、ファミリーマート、富士写真フィルム及びキリンビール)の環境部門担当者や地方公共団体(千葉県及び和歌山県)の林政担当者の参加を得て開会。
 まず、林野庁から「違法伐採を巡る情勢」等について、和歌山県から「温室効果ガス排出権模擬取引実験」について、各企業から「環境報告書における森林づくり活動の取り扱い」等についての情報提供が行われた。
その後、出席者の間で意見交換が行われた。主な意見は以下のとおり。
○ 企業の森林整備による二酸化炭素の吸収等の環境貢献度について算出手法が確立しておらず環境報告書へ記載しにくい。
○ 国有林の「法人の森林」で行っているような環境貢献度評価を公的な機関で実施していると助かる。
○ 企業の森林整備活動による二酸化炭素吸収分を排出量削減分としてカウントすることはできないとしても、何らかの形で社会的に評価されることが望ましい。
○ 企業とNPOとの連携は公的な組織のコーディネートや「緑の募金」を通じた事業があるとやりやすい。
○ 企業とNPOは1対1よりも複数の連携の方がやりやすい。他団体とのネットワーク化を得意とするNPOと連携することで活動の幅が広がるのではないか。
 最後に、次回は、8月に和歌山県における企業による森林づくりの活動の実態を視察する予定が紹介された。



問合せ先
林野庁森林整備部森林保全課
担当:徳川、石神
TEL (代表)03-3502-8111 内線6319、6322
   (直通)03-3501-3843

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