プレスリリース
平成16年9月28日
林    野    庁

中国の木炭輸出禁止措置に伴う対応について

1 中華人民共和国商務部、税関総署、林業局は合同で、中国国内の森林保全等を目的として、平成16年10月1日から木炭輸出を全面的に禁止する旨8月26日付けで公告したことを、9月15日に発表した。

2 中国木炭は、我が国の木炭需要の約3分の1、特に、うなぎの蒲焼き、焼き鳥などの白炭需要の過半を占めている。

3 このため、林野庁は、木炭業界との連絡会議を9月24日に開催し、情報交換と今後の対応方向について議論した。
  業界によると、中国木炭が輸入出来なくなる影響は大きいが、当面は これまでの在庫による対応、以降は国内の対応策としての国内木炭、オガ炭への移行及び中国以外の国からの白炭の輸入により、実需者への対応は適切に行える見込み。

4 今後の対応方策
・ 昨年の輸出規制を受けて、国産木炭、オガ炭、南洋オガ炭及び中国以外の国からの白炭への切り替えを検討・対応してきた木炭業界の動きをさらに推進。

・ 国内の木炭及びオガ炭生産の増強及び支援を今後も推進。

・ 今回の中国の措置は、昨年の措置を強化したものであり、これにより、中国からの輸入白炭は、在庫が尽きた段階で全くなくなることを関係者に周知。

・ 実需者への適切な情報提供のための「木炭相談窓口」の設置
参考資料[PDF]
【問い合わせ先】
林野庁林政部経営課
 特用林産対策室 上村、崎野
 電話 03-3591-6318(直通)
     03-3502-8111(代表)
     6145,6144    (内線)

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