平成16年5月18日
林    野    庁

国連森林フォーラム第4回会合(UNFF4)の結果概要について

1.時期・場所・参加国等
 5月3日(月)から14日(金)まで、国連欧州本部(ジュネーブ)において、国連森林フォーラム第4回会合(UNFF4)が開催され、国連加盟国80カ国以上、15以上の国際機関・条約事務局のほか、NGO・産業界・先住民社会等から多数の出席者が参加した。
 我が国からは、林野庁から今泉海外林業協力室課長補佐、島田同室係長が出席したほか、外務省及び環境省から出席があった。
2.今次会合の主な成果の概要(別紙参照[PDF])
(1)今次会合の重点課題である@森林に関する科学的知見、A森林の社会的・文化的側面、Bモニタリング・評価・報告及び持続可能な森林経営の基準・指標、C資金及び環境に優しい技術の移転、に関する「森林政府間パネル及びフォーラム(IPF/IFF)行動提案」の実施を促進するための決議を採択。
(2)NGO、産業界、先住民社会等からの参加を得て、上記分野に関する「多様な利害関係者による対話」を実施。同対話の中で、我が国等が推進しているアジア森林パートナーシップ(AFP)等のパートナーシップが持続可能な森林経営の推進に果たす役割が高く評価されるとともに、幅広い関係者の能力向上の重要性を確認。
(3)2005年の国連森林フォーラム第5回会合(UNFF5)で行われる森林に関する国際的枠組の実効性の評価について、その促進を図るための決議を採択。
(4)次回、国連森林フォーラム第5回会合(UNFF5)は、2005年5月16日から27日までの間、ニューヨークにおいて開催し、同期間中に閣僚級会合を実施することを決定。
3.また、今次フォーラム開催中に、アジア地域、アフリカ地域等において違法伐採問題に対する取組を推進している「森林法の施行及びガバナンス」(FLEG)プロセスに関する非公式協議やサイドイベントが開催され、我が国等が推進しているアジア森林パートナーシップ(AFP)やコンゴベイスン森林パートナーシップ(CBFP)等との協力が謳われるなど、違法伐採問題に対する国際社会の関心の高さが引き続き伺われた。
(参考)国連森林フォーラム(UNFF)について[PDF]
問い合わせ先: 林野庁計画課海外林業協力室 今泉、島田
           TEL: 03-3591-8449 (直通)、03-3502-8111 (内線6212, 6213)

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