プレスリリース
平成15年7月29日
林    野    庁
中国政府による木炭の輸出禁止措置について
 
1 7月1日、中国商務部、海関税署及び林業局は、森林保護政策等を強化するため、8月1日から断面直径4cm、長さ10cm以上の棒状木炭等の輸出を禁止する旨公告した。
2 我が国への中国からの木炭輸入量は、国内消費量の約1/3に当たる6万トン弱。そのうち焼き鳥、ウナギの蒲焼き等に使用される白炭は、国内消費量の9割を占める約4万トン。
 
3 林野庁は、木炭の生産者、流通業者、小売業者等による情報交換と今後の対応についての連絡会議を7月25日に開催した。
 この会議の中では、
(1) さらに禁止措置の詳細な情報入手が必要。
(2) 関係業界が一体となって白炭の安定供給を確保。その場合、中国木炭の代替は国産及び輸入オガ炭が主体と予想。国産オガ炭の増産等はある程度可能。
(3) 禁止措置、輸入量等に関する情報の消費者及び実需要者等への適切な提供が必要。
(4) 売り惜しみ等が危惧されることから、今後も生産者、流通業者及び小売業者等間での情報交換が必要。
 等の意見が出された。
 
4 引き続き関連情報の収集に努めるとともに、中国からの輸入動向等を注視しつつ関係者に需給情報等を提供していく。
(参考資料)[PDF]
【問合わせ先】
 林野庁林政部経営課特用林産対策室  崎野、上村
     TEL 03-3502-8111  (内線 6144, 6145)
   (直通) 03-3591-6318

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