日インドネシア違法伐採対策協力「共同発表」・アクションプラン署名式等について 

平成15年6月24日
農 林 水 産 省
1.署名式

 6月24日(火)、総理官邸において、小泉総理、メガワティ大統領の立会いの下、亀井農林水産大臣・川口外務大臣とプラコサ林業大臣との間で日インドネシア違法伐採対策協力「共同発表」、亀井農林水産大臣とプラコサ林業大臣との間で同アクションプランが署名。

2.経緯

(1)違法伐採及び違法伐採木材の貿易については、各国における持続可能な森林経営の達成を著しく阻害するものであり、我が国としても、2000年のG8九州・沖縄サミット以来、世界の先頭に立って、この問題に取り組むことの重要性を主張。

(2)昨年6月のカナダでのG8サミット、同年9月のWSSD、本年6月のG8エビアン・サミット等においても、違法伐採問題への国際的取組の重要性が指摘。
(3)深刻な違法伐採問題を抱えるインドネシアも、メガワティ政権になってからはこの問題に対して主体的かつ積極的な取組を開始。
(4)今般、先駆的な取組事例としたいとの考えから、昨年秋以降、日本とインドネシアとの間で策定作業を進めてきた、日インドネシア違法伐採対策協力「共同発表」・アクションプランを署名。
3.内容
(1)「共同発表」
 (2)のアクションプランのアウトラインや日インドネシア間の協力の目的等を謳い上げる文書。(別添1参照

(2)アクションプラン
 インドネシアにおける違法伐採問題への取組に関して、インドネシアにおける、
@ 合法伐採木材の確認・追跡システムの開発、
A 市民社会も参画した同システムのモニタリング、伐採監視、
B 違法伐採木材の流通・貿易からの排除方策の研究
等を日インドネシア両国が協力し、短期・中期・長期的な施策として計画的に進めるためのアクションプランを策定。(別添2参照
4.サイドイベント
 同日、署名式に先立ち、赤坂プリンスホテルにおいて、プラコサ林業大臣を囲み、「違法伐採対策国際シンポジウム」が開催され、我が国業界団体、NGO、研究機関等の関係者との間で違法伐採問題への取組の現状や将来展望等に関して、活発かつ有意義な意見交換が行われた。
(参考)メガワティ大統領、プラコサ林業大臣等の訪日について
問合せ先 林野庁木材貿易対策室 森田、服部
     3502-8111(代)内線6186, 6185
     3502-7830(直通) 

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