平成15年6月10日
林    野    庁
国連森林フォーラム第3回会合(UNFF3)の概要
1.時期・場所・参加国等
 5月26日(月)から6月6日(金)まで国連欧州本部(ジュネーブ)において、国連森林フォーラム第3回会合(UNFF3)が開催され、国連加盟国約70カ国、約15の国際機関及びNGO・産業界・先住民社会等が参加した。
 我が国からは、林野庁から高木海外林業協力室長、今泉同室課長補佐、鈴木木材貿易対策室係長が出席したほか、外務省及び環境省から出席があった。
2.今次会合の主な成果の概要(別紙参照
(1)前回会合で合意に至らなかった(イ)モニタリング・評価・報告の手法、(ロ)資金及び技術移転、(ハ)法的枠組み、の検討を行うためのアド・ホック専門家グループの設立につき合意。
(2)今次会合の重点課題である@森林の経済的側面、A森林の健全性及び生産力、B森林被覆の維持等に関するIPF/IFF行動提案の実施を促進するための決議を採択。
(3)UNFFにおける協議の効果を発揮するため、森林に関する協調パートナーシップ(CPF)に参加する国際機関との更なる協力・対話の促進を奨励し、また、昨年のヨハネスブルグ・サミットの際に発足した新たな森林パートナーシップ(アジア森林パートナーシップ等)の役割を評価する決議を採択。
(4)次回UNFF第4回会合は、明年5月3日から14日にジュネーブで開催することを決定。
3.また、我が国は今次会期中に、昨年のヨハネスブルグ・サミットの際にインドネシア等と協力して発足させたアジアにおける持続可能な森林経営の促進を目的とする「アジア森林パートナーシップ(AFP)」に関するサイドイベントを実施。各国、国際機関、NGO等から多数の参加を得、同パートナーシップに対する関心の高さが伺われた。(なお、同サイドイベントにおいて、インドネシア代表団より、AFP第2回実施促進会合を本年7月9−10日ジョグジャカルタで開催する旨の発表があった。)
問い合わせ先: 林野庁計画課海外林業協力室 今泉、島田
        TEL: 03-3591-8449 (直通)、03-3502-8111 (内線6212, 6213)

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