第６回大規模林道事業の整備のあり方検討委員会の議事概要について

　今回の委員会では、はじめに、これまで審議を行った全国20の建設予定区間に関し、委員から指摘や質問のあった事項について、事務局から現状、対処方針等を説明しました。

　つぎに、前回の委員会での議論を踏まえ、書面による意見の募集に当たって公表する建設予定区間の概要や委員会における主な議論について取りまとめた資料（「項目別取りまとめ表」）の案について事務局から説明しました。

　これに対し、委員から、
（１）　計画事業費については、これまでに見直しを行っている場合、そのことが分かるようにするべきではないか。
（２）　開設、改良の割合の記載は、進捗率と混同されることのないよう、書き方を工夫するべきではないか。
（３）　西会津区間については、周辺に公道がかなりあることから、幅員は５ｍでも良いのではないか。
などの意見がありました。

　この結果、「項目別取りまとめ表」については、これらの意見を踏まえ修正を行い、書面による意見の募集については、６月を目途に実施することになりました。

　つぎに、現地調査及び地元等意見聴取の実施箇所について、各委員による意見交換を行いました。

　現地調査及び地元等意見聴取は、前回の委員会において、北海道、東北、中部、中国及び四国の各地域ごとに実施することが決定していますが、今回は、具体的な実施箇所の選定について議論したものです。

　この結果、現地調査は、各地域ごとに委員を原則として２つの班に分けた上で
（１）　北海道については、様似区間及び置戸・陸別区間。
（２）　東北については、昭和区間、会津若松・下郷区間及び下郷Ⅱ区間。
（３）　中部については、大山Ⅱ、大山・大沢野区間、上市・立山区間及び美山・板取区間。
（４）　中国については、美土里区間及び庄原・三和区間。
（５）　四国については、鬼が城・薬師谷区間、八面山・稲が窪区間、田ノ川・古尾区間及び大正・東津野区間。
を対象に実施することになりました。

　また、地元等意見聴取については、現地調査後、２つの班が合流し、地域ごとに１箇所の会場を設けて実施することになりました。

　さらに、地元等意見聴取の対象者については、現地調査を実施しない区間の関係者も含めることとし、書面による意見の募集を実施した後、それらを踏まえた各委員の意見を事務局が取りまとめた上、持ち回りにより選考することになりました。

　なお、現地調査及び地元等意見聴取の実施時期については、７月下旬以降、９月末頃までに順次実施していくことになりました。