平成15年5月19日
林    野    庁
 「地球温暖化防止吸収源対策の推進のための国民支援に関する研究会」の概要
( 第 2 回 )
 
1 日  時:平成15年5月15日(木)13:30〜15:10
2 場  所:法曹会館 高砂の間(2階)
3 委員の主な発言内容
○ 森林を伐採して木材として消費するとCOとして放出されるが、実はその分は森林の吸収によって大気から回収されたものであるから、これを消費しても大気中のCOはニュートラルに保たれていることの説明が必要。
○ スウェーデンでは全エネルギーの2割がバイオマスエネルギーで賄われているが、日本の場合、未利用間伐材等の木質資源をバイオマスエネルギーに活用するため、技術開発や搬出を促進するための施策が必要。
○ 森林は放置するのではなく、適切に整備を進めなければ健全に成長しないし、COの吸収する力も衰えるということを広く国民に理解していただくことが重要。
○ 現在の財政措置や森林・林業基本計画を支援する制度では森林吸収量が3.9%を大幅に下回ることについて、理解を得ることが国民支援につながるのではないか。
○ 他の政策手段との比較において、森林吸収源対策の即効性・確実性・継続性を強調すべき。また、森林が国民生活に根ざしているという点で、循環型社会の構築に資するものであることも強調すべき。
 
問い合わせ先
林野庁企画課  新木・高
電話(代)03-3502-8111(内6060,6068)
   (直)03-3593-6115
     
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