平成15年4月9日
林   野   庁

第4回大規模林道事業の整備のあり方検討委員会の議事概要について

1 日  時 平成15年4月8日(火)13:30〜17:00  

2 場  所 KKRホテル東京「平安」  

3 議  題 

@ 建設予定区間の区間別指摘事項と現状等について
A 建設予定区間の状況について
B 地元等意見聴取等の実施概要(案)について  

4 議事概要

 今回の委員会では、はじめに、第2回委員会において審議を行った福島県及び富山県内の4区間(注1)に関し、委員から指摘や質問のあった事項について、事務局から現状、対処方針等を説明しました。  

(注1) 会津若松・下郷、下郷U、大山U、大山・大沢野の各区間。  

 つぎに、20区間ある建設予定区間のうち、富山県、鳥取県、島根県及び広島県内の6区間(注2)について、@区間の概要、A関連公共施設等の整備状況、B森林・林業情勢、農山村の状況及び社会経済情勢、C事業の必要性、事業コスト等について事務局から説明しました。  

(注2) 上市・立山、美山・板取、若桜・智頭、匹見・美都、美土里、庄原・三和の6区間。  

 これに対し、委員から、

@ 上市・立山区間については、既設林道を改良する部分が多いが、メリットを明らかにしてほしい。
A 美山・板取区間については、岐阜県から計画変更の要望があるが、状況の変化を踏まえ、関係部局とも連携しつつ対応しようとする姿勢は評価できる。
B 匹見・美都区間、美土里区間及び庄原・三和区間については、すでに県道などが相当程度開設されていたり、時間短縮の効果が小さい区間もあることなどから、必要性を明確にすべきではないか。
C 美土里区間については、既設林道を活用することにより建設コストを低減することができるのではないか。
D 区間完成時に期待される時間短縮の効果については、もっと分かりやすく説明してほしい。

などの意見・質問がありました。  

 今回は、事務局からの説明が中心となり、各区間とも第5回以降の委員会で引き続き検討することになりました。  

 つぎに、地方自治体、地元受益者、自然保護団体等から意見を聞くに当たっての具体的な方法の概要について、事務局が作成したたたき台に基づき説明しましたが、直接意見を聞くに当たっては、公募ではなく、委員会が必要と認めた者から意見を聞くべきとの意見が大勢を占めました。  

 これについては、次回の委員会において引き続き検討することになりました。  

5 その他

 今回までに、15区間の状況説明を行いましたが、残りの5区間については、次回の委員会において事務局から説明を行うことになります。    

問合せ先
林野庁森林整備部整備課 瀬戸、洞下(ほらげ)
TEL 03-3502-8111(代表)内線6251、6254
  03-3581-1032(直通) 


INDEX