製材用丸太の需要(工場入荷量)は、新設住宅着工戸数が前年を下回ると見込まれることなどから、平成15年第2四半期275万m3程度(対前年同期比(以下同じ)98.6%)、第3四半期は250万m3程度(99.0%)になるものと見通される。
(1)丸太
需要(港頭出荷量)は、新設住宅着工戸数が前年を下回ると見込まれるものの、米マツ製材品に安定した需要が見込まれることなどから、平成15年第2四半期は95万m3程度(101.0%)、第3四半期は95万m3程度(99.5%)になるものと見通される。
供給(港頭入荷量)は、平成15年第2四半期は90万m3程度(100.6%)、第3四半期は91万m3程度(90.6%)になるものと見通される。(2)製材品
需要(港頭出荷量)は、新設住宅着工戸数が前年を下回ると見込まれることなどから、平成15年第2四半期は74万m3程度(95.5%)、第3四半期は75万m3程度(93.9%)になるものと見通される。
供給(港頭入荷量)は、需要の動向を反映したものとなり、平成15年第2四半期は75万m3程度(105.5%)、第3四半期は75万m3程度(93.5%)になるものと見通される。(1)丸太
供給(通関ベース)は、需要先が限られていることに加え、ユーロ高や船賃の上昇に伴うコスト高などから、購買意欲が低下し、平成15年第2四半期、第3四半期とも入荷はないものと見通される。
(2)製材品
供給(通関ベース)は、KD材で品質が安定していることなどから集成材用ラミナなどとしての需要が見込まれるものの、平成14年第4四半期及び平成15年第1四半期に前年同期を大幅に上回る入荷があったため、在庫が増加しているものと考えられることや、ユーロ高や船賃の上昇に伴うコスト高などから、入荷が抑制され、平成15年第2四半期は57万m3程度(95.3%)、第3四半期は60万m3程度(94.5%)になるものと見通される。
(1)丸太
製材用丸太の需要(港頭出荷量)は、産地における良質材の減少等から、平成15年第2四半期は4万m3程度(90.9%)、第3四半期は5万m3程度(91.8%)になるものと見通される。
また、合板用丸太の需要は、合板原料の針葉樹への転換等から、平成15年第2四半期は40万m3程度(95.9%)、平第3四半期42万m3程度(98.6%)になるものと見通される。
一方、製材用、合板用を合わせた丸太の供給(港頭入荷量)は、需要動向を反映したものとなり、平成15年第2四半期は45万m3程度(102.3%)、第3四半期は45万m3程度(79.9%)になるものと見通される。(2)製材品
需要(港頭出荷量)は、当用買いの進展などから、平成15年第2四半期は19万m3程度(93.1%)、第3四半期は19万m3程度(88.0%)になるものと見通される。
供給(港頭入荷量)は、需要動向を反映したものとなり、平成15年第2四半期は18万m3程度(90.0%)、第3四半期は20万m3程度(91.7%)になるものと見通される。5 アフリカ材(丸太)
需要(港頭出荷量)は、製材用、合板用計で、平成15年第2四半期、第3四半期とも3万m3程度になるものと見通される。
供給(港頭入荷量)は、平成15年第2四半期、第3四半期とも4万m3程度になるものと見通される。(1)丸太
需要(港頭出荷量)は、合板の針葉樹化の進展はあるものの、新設住宅着工戸数の減少が見込まれることなどから、平成15年第2四半期は120万m3(94.5%)、第3四半期は120万m3程度(102.2%)になるものと見通される。
供給(港頭入荷量)は、需要動向を反映したものとなり、平成15年第2四半期は120万m3程度(96.3%)、第3四半期は出材期が終わり、105万m3程度(98.8%)になるものと見通される。(2)製材品
供給(港頭入荷量)は、平成15年第2四半期は18万m3程度(92.3%)、第3四半期は17万m3程度(106.3%)になるものと見通される。
(1)丸太
需要(港頭出荷量)は、梱包材需要は安定しており、また、合板原料の針葉樹化などから、平成15年第2四半期は40万m3程度(113.6%)、第3四半期は38万m3程度(89.6%)になるものと見通される。
供給(港頭入荷量)は、需要の動向を反映したものとなり、平成15年第2四半期は39万m3程度(123.8%)、第3四半期は39万m3程度(95.1%)になるものと見通される。(2)製材品
需要(港頭出荷量)は、梱包材需要の増加が見込まれることなどから、平成15年第2四半期は13万m3程度(102.5%)、平成15年第3四半期は14万m3程度(101.5%)になるものと見通される。
供給(港頭入荷量)は、需要動向を反映したものとなり、平成15年第2四半期は13万m3程度(125.0%)、平成15年第3四半期は13万m3程度(100.8%)になるものと見通される。国内製造合板と輸入合板を合わせた総需要量は、新設住宅着工戸数が前年を下回ると見込まれることなどから、平成15年第2四半期は190万m3程度(99.5%)、第3四半期は184万m3程度(101.8%)になるものと見通される。
国内製造合板と輸入合板を合わせた総供給量は、需給動向を反映したものと なり、平成15年第2四半期は183万m3程度(99.7%)、第3四半期は184万m3程度(90.2%)になるものと見通される。
このうち、輸入合板の供給量は、新JAS認定への対応の遅れなどから、第2四半期が112万m3程度(96.2%)、第3四半期は114万m3程度(85.4%)になるものと見通される。国内製造集成材と輸入集成材を合わせた総供給量は、新設住宅着工戸数の減少が見込まれるものの、寸法安定性等の品質が優れた構造用集成材は、引き続き需要の増加が見込まれることなどから、平成15年第2四半期は38万m3程度(対108.5%)、第3四半期は39万m3程度(106.2%)になるものと見通される。