平成15年3月28日
林 野 庁
1 木の文化を支える森づくり活動の推進について【資料1】
地域の伝統産業や建造物等わが国の「木の文化」の存立には、様々な種類の樹材種を供給する森林の存在が不可欠です。国有林は、多様な森林を有するという特性を踏まえ、計画的な施業を通じてこれらの材の供給に努めているところです。
近年、国民参加の森林づくりが着実な拡がりを見せる中、「木の文化」を守り、育てるための森づくり活動に共感し、自ら参加を求める国民の方々が増えており、昨年4月には京都市で一般公募による約300名の参加者を得て第1回の「古事の森」づくりが行われました。
このような中、各地域に残る歴史的な建造物、伝統工芸、祭礼行事等に必要な樹材種の供給に寄与する森づくりへの国民参加をさらに進めるため、活動のフィールドとして国有林野を一定期間活用していただく仕組みを新たに創設しました。2 木の文化を支える森づくり活動の取組みについて
広島県宮島と茨城県筑波山で木の文化を支える森づくり活動を行います。
(1) 「悠久の森」づくり【資料2】
日 時:平成15年4月12日(土)10:00〜12:00
場 所:広島県宮島国有林72へ林小班
主 催:宮島千年委員会、近畿中国森林管理局広島森林管理署
参加・協力:
厳島神社、宮島町、宮島ユネスコ協会、町内中学生約30名、もりメイト倶楽部Hiroshima、CCC自然文化創造工場広島事業部、広島大学宮島自然植物実験所、広島県、環境省広島自然保護官事務所
活動内容:クスノキ植樹0.80ha、シカ防護策設置等
そ の 他:
樹祭に先立ち(9:00〜10:00)、包ヶ浦県営キャンプ場センターにおいて町内の中学生を対象とした講演会を開催
日 時:平成15年5月11日(日)11:00〜12:00
場 所:茨城県横道国有林(筑波山)223つ1林小班
主 催:筑波山古事の森育成協議会、関東森林森林管理局東京分局
協 力:茨城県八郷町、茨城県、霞ヶ浦流域活性化センター
参 加 者:作家立松和平氏、関係者のほか、一般公募による参加者約200名
活動内容:ヒノキ植樹0.45ha
そ の 他:同日午後2時より、八郷町中央公民館において有識者、著名人を招き記念シンポジウムを開催
問い合わせ先
林野庁業務課国有林野総合利用推進室
担当:早川、嶋田
Tel:03-3502-8111(内線6568)
03-3503-2038(直通)