平成15年2月6日
林   野   庁

第3回これからの「森林の守り手」の姿を描く検討会の概要について

1 日 時   平成15年1月24日(金)13:30〜16:30

2 場 所   林野庁林政部会議室

3 議 題 

(1) 「緑の雇用対策」について
(2) 論点の考え方等の検討について
(3) その他

4 主な意見

○これからは、複層林、長伐期など様々な施業が必要となり、伐採、造林の垣根が崩れていく。造林の人も間伐が中心となり、森林の育成という観点ではマルチを育てる必要がある。

○マルチ作業員は、就業者を何でもできる人に育てていき、数を少なくすることによって処遇をあげていく、そして経営もあげていくという経済的な考えがある。また、最近の就業者は、環境などに興味があり、植物を知りたいなど森林に対する意識の変化もある。

○就労者の中には、伐採、造林それぞれのスペシャリストを目指す人もおり、進むべき方向の多様性を持たせておくべきでないか。

○地域の森林(もり)番について、都会の方にいわせると、安全な水、おいしい水を求めた場合に、不法投棄などの問題もあり、森林を守ってくれる人が必要という。今後、森林番等の経費についても検討が必要。

○技能評価について、第1段階は、林業に必要な資格を1、2年で取得させ、第2段階は作業班のリーダークラスとしての資格を5〜10年後に取得させてはどうか。リーダークラスは、経営、組織論、安全対策などの研修内容の充実が必要である。

○第2段階の技能評価の資格取得に要する期間は幅を持たせた方がよい。更に、いくつかの科目の選択制にすれば、幅広い就労者が取得できるようになる。

お問合せ先
 林野庁林政部経営課 林業労働対策室
            中澤・金井
 TEL(代表)03-3502-8111(内線6129)
    (直通)03-3501-1629 


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