１ 概要
関東森林管理局福島森林管理署白河支署管内で実施していた国有林の治山事業に関して、関係の請負事業者が使用していたコンクリートミキサー車の洗浄廃液の一部が外に漏れ出し、不適正な処理となっていたことが判明しました。
このため、白河支署では、福島県県南地方振興局に連絡した上で、請負事業者に対して、地方振興局の指導を受けて適切に対処するように求めていくこととしています。
２ 経過
(1) 11月10日、日本野鳥の会南会津支部事務局長から関東森林管理局治山課に対して、電話で「11月4日に福島森林管理署白河支署管内の国有林治山工事現場において、コンクリートミキサー車の洗浄廃液を沢に捨てていたのではないか」との連絡がありました。
(2) 11月10日、白河支署で調査したところ、治山工事の現場付近で、コンクリートミキサー車のシュート部を洗浄し、その廃液を汚水ボックスに入れる際、一部が周辺に漏れるなどして、コンクリート廃液が２箇所（それぞれ１ｍ2×厚さ数ｃｍ程度）で飛散している状況等が確認されました。
(3) 11月11日、福島県県南地方振興局廃棄物担当、自然保護担当、福島県西郷村役場住民生活課と白河支署が合同で、請負事業者（生コン業者を含む）を立ち会わせて現地調査を実施しました。
３ 白河支署の今後の対応
白河支署としては、森林の公益的機能の確保を旨として各般の事業を行っており、請負事業者にも廃棄物の適正処理などを指導してきたところですが、こうした事案が生じたことは遺憾に思っているところです。
県の関係部局の指導も踏まえ、請負事業者（生コン業者を含む）に対し厳正に対処して参ります。
問い合わせ先
林野庁国有林野部業務課治山班担当課長補佐
猪島 康浩
TEL 代表(03)3502-8111 (内線6517)
直通(03)3501-1629
関東森林管理局森林整備第一部治山課長
河合 正宏
TEL 直通(027)210-1190