平成15年11月12日
林    野    庁
 
国際森林専門家会議「国別伐採実施規範の策定と実施」及び「アジア
森林パートナーシップ(AFP)第3回実施促進会合」の開催について
 
標記の会議を、下記により開催しますのでお知らせします。

1.会議趣旨

(1)国際森林専門家会議「国別伐採実施規範の策定と実施」
 アジア地域の開発途上国の持続可能な森林経営を推進するため、違法伐採等の不適切な伐採活動の改善が国際的に緊急の課題となっている中で、環境に配慮した持続可能な伐採活動の定着を促進するため、各国の事情に応じた国別伐採実施規範の策定とその効果的な実施のために解決すべき課題及び方策の検討を行うとともに、開発途上国の森林政策の改善、人材育成等に資する。


(2)「アジア森林パートナーシップ(AFP)第3回実施促進会合」

 本年7月にインドネシアで開催されたAFP第2回実施促進会合の際に合意の得られたAFPの主目的である「違法伐採対策」、「森林火災予防」、「荒廃地の復旧と再植林」分野におけるAFPとして優先的に取り組むべき具体的行動につき更なる検討を行うほか、AFPにおけるパートナー間の情報ネットワーク及び意思決定メカニズムの形成、資金の調達・管理、パートナーシップ拡大強化の進め方等の組織事項についても議論を行い、AFPの活動の一層の活発化を図る。

2.主催・日程・場所

(1)国際森林専門家会議「国別伐採実施規範の策定と実施」
催: 林野庁及び千葉県の共催
日程: 平成15年11月17日(月)〜20日(木)(4日間)
場所: 千葉県木更津市(かずさアカデミアホール)ほか
(2)「アジア森林パートナーシップ(AFP)第3回実施促進会合」
主催: わが国政府(外務省、林野庁)、インドネシア政府、国際林業研究センター(CIFOR)及びザ・ネイチャー・コンサーバンシー(TNC)の共催
日程: 平成15年11月21日(金)(1日間)
場所: 千葉県木更津市(木更津市民会館)

3.参加者

両会議には、わが国を含むアジアを中心とした開発途上国及び先進国の森林政策担当部局、関係国際機関、大学、研究機関、NGO、産業界等から80名程度が参加する予定。
  加えて、11月17日(月)の国際森林専門家会議「国別伐採実施規範の策定と実施」開会式及び全体会合には、関心を有する地方公共団体、林業関係者、一般市民など幅広い層からの参加を予定。(なお、同開会式及び全体会合については日英同時通訳を実施。)

4.その他

両会議とも基本的に全日程、カメラ及びペンによる取材が可能です。カメラ取材につきましては、下記担当へご連絡の上、指示を受けてください。

(参考)
  「アジア森林パートナーシップ(AFP)」は、アジアの持続可能な森林経営の促進を目的として、アジア諸国(主にASEAN)、G8等のドナー(援助)国や国際機関およびNGO等が、違法伐採対策、森林火災予防、荒廃地の復旧(植林)等の活動を通じて協力していくためのパートナーシップであり、昨年8〜9月に南アフリカで開催されたヨハネスブルグ・サミット(WSSD)において正式に発足した。この会合の第1回会合は昨年11月に東京で、また、第2回会合は本年7月にジョグジャカルタ(インドネシア)で開催された。

   

問い合わせ先:
林野庁計画課海外林業協力室 今泉、島田、山之内
TEL 03-3502-8111(内線6213)、直通03-3591-8449


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