平成15年10月1日
林    野    庁

間伐推進強化期間の取組について

 間伐の本格的な実施の時期を迎え、林野庁では、10月、11月を間伐推進の強化期間として、間伐推進中央協議会等と連携して下記の取組を実施します。

1 間伐推進中央協議会による間伐推進との連携
 間伐推進中央協議会(17団体で構成)は、国や地域と連携して間伐の普及啓発活動、間伐材の利用推進活動等の取組を実施しており、本年度も、@「間伐推進中央協議会、構成団体の取組み計画」に基づく諸活動の展開、A10〜11月の間伐推進強化期間におけるPR活動の展開、B間伐材を含む国産材の利用を関係機関、消費者等に訴える活動等を実施予定 (別紙1)
2 間伐推進期間の主要な取組
(1) 間伐推進強化期間の設定(10月,11月)
 農林水産省本館壁面に懸垂幕 (「間伐で守る国土 みどりの環境」) を掲示。また、間伐(森林整備)推進ポスター「森林や木はCO2をたくわえて地球温暖化を防いでいます。」によるPRを実施。(別紙2)。
(2) 消費者の部屋における展示 −「間伐はみどりを育てる深呼吸」−
  全国森林組合連合会と協力し、農林水産省 「消費者の部屋」 で間伐材製品、パネル等の展示を実施。期間は、9月29日〜10月3日 (テーマ 「間伐はみどりを育てる深呼吸」)。間伐をはじめとする森林整備の重要性、間伐材の利用事例、環境保全への貢献等の観点からPR。アイディア製品を始め、様々な間伐材利用製品の展示を行うとともに、関係省庁の担当者にも案内。(別紙3)
  また、11月17日〜12月24日の間、農林水産省本館7階の展示コーナーでも間伐材製品、パネル等の展示を実施。
(3) 間伐・間伐材利用コンクールの実施
  間伐を通じた森林の育成と間伐材等利用に係る斬新かつ積極的な取組の普及に資するため、間伐・間伐材利用コンクール(「間伐による森づくり」 部門、「暮らしに役立つ間伐材利用」 部門で構成)を実施。審査委員会で選考の上、林野庁長官賞等10点を選考し、11月6日の森林整備推進シンポジウム(和歌山県白浜町)で表彰。 (別紙4)
(4) 森林整備推進シンポジウムの開催
  11月6日、7日に和歌山県白浜町で「森林整備シンポジウム2003.in和歌山」 を開催。間伐推進強化期間のメインとなるイベントとして、約600名の参加を予定。今回のテーマは、「次代を担う新たな力で、豊かな森林づくり −持続的な森林整備の推進を目指して−」
 主なプログラムは、@基調講演(京都大学大学院農学研究科 川村 誠 教授(変化する時代に適応した担い手の育成と森林整備)、A事例発表(「緑の雇用による森林環境保全の取組」、「原見林業における基盤整備による集約施業の取組」、「中辺路町における間伐材利用の取組」、「南紀森林組合における林業担い手確保の取組」)等、B和歌山発のメッセージ、C間伐・間伐材利用コンクールの表彰、D現地研修等。 (別紙5)
(5) 間伐ホームページによる情報提供
 全国森林組合連合会の間伐ホームページにおいて、森林整備の必要性、間伐の役割、間伐材利用の重要性等について紹介しており、木や森の話、森林シアター(森を育てる物語)、間伐製品ご紹介、トピックス、みんなの声、リンク集、事業者への案内等のコーナーを設置。(別紙6)
 アドレスは、http://www.zenmori.org/kanbatsu/index.html
問い合わせ先
 林野庁 森林整備部 整備課 造林間伐対策室
   代表:03−3502−8111
   内線:6267、6268
   直通:03−3591−5893
   担当:石橋、米山

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