平成14年6月10日
林 野 庁
5月27日(月)から6月7日(金)(6月5日〜7日は閣僚級会合。農林水産省からは遠藤副大臣が出席。)までインドネシアのバリ島において、「持続可能な開発に関する世界首脳会議(WSSD)第4回閣僚級準備会合」が開催された。
1.WSSDの「世界実施文書」全体については合意されない部分が残り、今後の協議に持ち越されることとなったが、「世界実施文書」の森林関連部分については以下の内容を盛り込むことが合意された。
○ 森林の多面的な便益の重要性の認識
○ 森林法規の実行
○ 林産物の違法な国際貿易への対処
○ これまで国連で合意された行動提案の実施状況の報告
○ 持続可能な森林経営の実施のための政府等によるパートナーシップの形成
(以上は、本年3月の「国連森林フォーラム(UNFF)」第2回会合にお いて採択された閣僚メッセージが適切に反映されたもの。)
2.なお、違法伐採への対処など持続可能な森林経営の推進を目的として、本年5月2日に日本・インドネシア両国で合意された「アジア森林パートナーシップ(AFP)」については、今回の準備会合開催中に関心を有するアセアン諸国、先進国、関連国際機関等、多数の国や機関に対し、インドネシアと合同でその概要を説明し、参加を呼びかけた。
本件については、本年8月に開催されるWSSDに向けて、今後更にこれらの関心国等と取組内容の検討、参加の呼びかけ等を行っていく予定。
問い合わせ先: 林野庁計画課海外林業協力室 柱本、上本、増山
TEL: 03-3591-8449 (直通)、03-3502-8111 (内線6212, 6213)