資料1
平成13年度地域活性化施策推進費
「自然・文化遺産のこころを次の世紀へつなぐまちづくり」推進調査
―ヘリテージの森復興による地域活性化― ワークショップ東北地方「こけしの森」シンポジウム 1.開催趣旨
わが国は、多様な自然を有していることから、その自然、特に樹木、森林などを活用した生活様式、産業、文化が地域、地域で固有に育まれているが、こうしたものに関わりのある森林などの維持が難しくなってきている。このため、林野庁、環境省、文化庁では合同でこうした森林などのの維持・活用について、特にヘリテージ(遺産)をキーワードにその方策を検討しているところである。 このうち、林野庁では生活や産業を支える森林づくりに焦点を当て検討しており、その代表事例として「こけしの森」づくりを活用した地域活性化の方策等ついて、既に「こけしの森」づくりに取り組んでいる地域及びこけしと縁の深い地域の自治体、関係者等の参加を得て、シンポジウム形式で意見交換等を行うものである。
2.開催概要
○日時:平成14年2月28日(木)13:00〜16:30
○場所:青森県黒石市 津軽伝承工芸館 多目的ホール
3.次第
(1) 基調講演(芳村真理氏)
森林保全活動を通じた地域住民と都市住民との交流方策について、MORIMORIネットワークの活動事例を中心に講演。
※ 芳村真理氏(林政審議会委員、MORIMORIネットワーク副代表、メディアパー ソナリティー)は、「ヘリテージの森復興検討委員会」委員。(2) 事例報告
「こけしの森」に係る取組み内容について、各地域の実施主体から報告。
@ 黒石市:丹波正樹氏(こけしの森づくり実行委員会委員長)
こけしの森林づくりのコンセプト、これまでの活動、今後の課題等について報告。
A 白石市:柴田康武氏(白石こけし部分林組合長)
既に伐採まで終了した「こけしの森」の事業概要、課題等について報告。(3) 国民参加の森林づくりの取組み紹介(東北森林管理局青森分局)
国有林野を活用した国民参加の森林づくりの取組の概要及び事例等について報告。
(4) 首長が語る「こけしの森」
前半での報告等及び地域ワーキングの検討結果を踏まえ、関係市町の長を中心に「こけしの森」づくりを活用した地域活性化の展開方策をディスカッション。
【参加者(予定)】
※この他、芳村真理氏がアドバイザーとして参加
氏 名 所 属 備 考 北原 啓司 弘前大学教育学部助教授 地域ワーキングメンバー コーディネーター 鳴海 広道 青森県黒石市長 川井 貞一 宮城県白石市長 高橋勇次郎 宮城県鳴子町長 林野庁ホームページへ