平成14年12月12日
林    野    庁

第2回これからの「森林の守り手」の姿を描く検討会の概要について

1 日 時   平成14年11月29日(金)13:30〜16:30

2 場 所   林野庁林政部会議室

3 議 題

(1) 「森林の守り手」の姿と方向について
(2) 「森林の守り手」を育成するための具体的な対応策について

4 主な意見

○森林の守り手は、現場作業も全てでき、事務の一部もできる総合的な技術を有する専門家が望ましいが、全員が総合的になるのではなく、一部の人がこうなるという方が良いと思う。専門的な技術者も必要であり、人によって道のりは違うべきもの。

○現場作業員とはいっても、草刈るのに1日でやるのか、半日でやるのかを自ら判断できる経営センスはもってほしい。

○総合的な専門家とはスーパーマンを全員に求めるのではなく、ベースとなる技術に多様なオプションという形の専門技術をステップアップしながら修得していく形がよい。

○林業就業者の地位向上や励みのためには技能を適切に評価する資格制度が必要であるが、「取ったら何になれる」という具体的な姿の見える資格が必要。

○事業の多角化の方向には、都市部の一般市民という層のニーズの適格な把握、地元市町村などと一体となった事業化への取組が必要。

○林業に就業するためには、実務を通じて林業作業・技術の研修をさせることが必要であり、このため事業体は実地研修を行う事業があるといい。

○意欲向上に繋がる技能の評価を考えるなら特に初級者にきめ細やかな評価ができると向上心・定着意欲に繋がる。あまり、大まかな評価は効果が少ない。

○林業は、例えば農漁業のように結果がすぐにはっきり見えない仕事。そういう中で、技能の評価や処遇の反映といったもののアピール度は大きい。

お問合せ先
 林野庁林政部経営課 林業労働対策室
            中澤・金井
 TEL(代表)03-3502-8111(内線6129)
    (直通)03-3502-1629


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