プレスリリース

平成13年9月20日
林    野    庁

「平成12年度国有林野の管理経営に関する
基本計画の実施状況」等について

 9月19日、第106回林政審議会が開催され、国有林野事業については、@平成12年度国有林野の管理経営に関する基本計画の実施状況(案)の諮問と、A平成12年度の国有林野事業の決算概要の報告を行い、基本計画の実施状況について、審議会より妥当である旨の答申をいただきましたので、林政審議会の意見の概要を付して、平成12年度国有林野事業の決算概要と併せて公表いたします。

(資料一覧)

(1)平成12年度国有林野の管理経営に関する基本計画の実施状況(要約)

(2)平成12年度国有林野の管理経営に関する基本計画の実施状況

(3)平成12年度国有林野の管理経営に関する基本計画の実施状況に対する林政審議会の意見の概要

(4)平成12年度国有林野事業の決算概要について  


 問い合わせ先
 ○実施状況関係
   林野庁経営企画課経営改善第一班
             合田、松本
   電話03-3502-8111(内線6597,6496)
 ○決算概要関係
   林野庁管理課決算班
             塩永、宮本
   電話03-3502-8111(内線6383,6384)
 


(参考)

1 平成12年度国有林野の管理経営に関する基本計画の実施状況のポイント

(1)国有林野の管理経営は「国有林野の管理経営に関する基本計画」に基づいて行っていますが、毎年9月末までにこの計画の前年度における実施状況をとりまとめ、林政審議会の意見を聴いて公表することにしています。

(2)平成12年度は、計画(計画期間:平成11年1月〜21年3月)の2年目に当たることから、平成11年度に着手した各種の取組を着実かつ幅広く展開しました。

(3)例えば、公益的機能を重視した森林づくりをPRするための121箇所のモデル林の設定、延べ約7,000名のボランティアによる全国60箇所の「ふれあいの森」での森林づくり活動、延べ約2万人の方が参加した森林環境教育等の取組、野生動物等の移動経路となる「緑の回廊」の設定(10箇所、約20万ha)等を紹介しています。

参照条文
 国有林野の管理経営に関する法律(昭和26年法律第246号)(抜粋)

(管理経営基本計画)

第4条 農林水産大臣は、政令で定めるところにより、5年ごとに、10年を1期とする国有林野の管理経営に関する基本計画(以下「管理経営基本計画」という。)を定めなければならない。
(中略)

(管理経営基本計画の実施状況の公表)

第6条の3 農林水産大臣は、毎年9月30日までに、前年度における管理経営基本計画の実施状況を公表しなければならない。
2 農林水産大臣は、前項の公表をしようとするときは、林政審議会の意見を聴き、その意見の概要を同項の実施状況とともに公表しなければならない。

2 平成12年度国有林野事業の決算のポイント

(1)収支については、木材価格の下落等により事業収入が落ち込む一方で、販売単価の高い丸太生産へのシフトによる収入の確保や職員数の適正化による給与経費の節減等に努めた結果、16億円の収入超過となりました。

(2)また、借入金については、抜本的改革の方針に沿って、新規借入金を着実に縮減させたところです。

(3)なお、平成12年度の損失については、@過去の収穫量の大きかった時期に作設した林道等の減価償却費の負担が大きいことに加え、A事業収入の落ち込みが大きかったこと等から550億円となったところです。