プレスリリース

平成13年7月6日
   林   野   庁

「森林整備に関する新たな国民支援の推進手法に関する研究会」の概要

(第6回)

1 日 時:平成13年7月6日(金)10時00分〜12時00分

2 場 所:農林水産省(4階)第2特別会議室

3 委員の主な発言内容

 研究会においては、林野庁から資料(資料1:公益的機能に対応した受益と負担の考え方、資料2:国民の意見の反映に向けた取組、資料3:森林整備に関する新たな国民支援の推進手法に関する研究会における議論の概要、資料4:【参考資料:林政審議会提出資料】森林の有する多面的機能の発揮に関する事項(案)等)の説明を行い、その後議論を行った。委員の主な発言内容は次のとおり。

○ 将来の望ましい森林の姿としての最終的総量を示すだけでなく、一般国民が理解できるよう、現状の経済状況等をも勘案しつつ、そこに至るいくつかのシナリオ、そのための手法とコストを示す必要あるのではないか。

○ 当面の望ましい森林の姿に至る施業については、コスト面のかかり増しのあるところ、逆に有利な点を含め、全体の得失を整理する必要があるのでないか。

○ 森林の受益と負担については、公益的機能のみから論点を整理すべきでなく、循環利用林を含む多面的機能として捉えるべきである。林業は他の産業と同列に扱えないものであり、国の責任として対応すべき性格を有しているという観点が抜け落ちないように願いたい。

○ 今後、望ましい森林に向けて整備を行っていく上では、森林の所有、管理,施業、コスト負担の各主体を明確にすることも重要であり、この点も含め整理することが必要。

○ 森林には、ボランティア、青少年の教育の場、地域交流の場としてのニーズがあり、これは広い意味での国民支援であることから、より広く抜け落ちのない整理という観点から、取り上げたほうが良い。

○ 森林は維持することで社会貢献をしている意味があり、維持には所有者等にそれなりのコストがかかっている視点を忘れてはならない。

問い合わせ先
林野庁企画課 長口 深
03-3502-8111(内線6068)
03-3501-3817(直通)